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週刊!中国ネットビジネスコラム 第十三回:無料で読むオンライン小説

中国では本屋が少ないと感じる。もちろん、東京と比べてという事だ。上海にも東京のように大きな本屋が幾つかあり、そこに行けば様々な本が手に入るのだが、日本のように街の到るところに小さな本屋があるというのと比べるとやや不便に感じる。
一方、日本と比較して、本屋が非常に大らかで、立ち読み(というよりも座り読み)に大変寛容なところがよい。ドラえもんの漫画のように、立ち読みをしているとハタキを持った親父がはたきに来るという事はなく、座り込んで読んでいても何も文句は言われない。非常に寛容だ。しかし、その分、人が非常に多く、人酔いしてしまいそうになる事はある。
また、ややインターフェースに問題を感じるのだが、オンラインショップ(http://www.bookmall.com.cn)も開設していて(写真右)、オンラインだと20%OFFぐらいで購入が出来る。DVDや家電製品の販売も行っており、Amazonのようなサイトを目指しているのだろうと感じる(もちろん、まだまだ遠いが)。中国は、本屋が少なく、本を購入するのが少し大変な国ではあると思うがインターネット販売などが進んで、より多くの人に好きな本が届くようになればよいなと思う。

インターネット上ではこのような本の販売だけではなく、オンライン上での創作小説サイトというのも充実してきている。左の画面は小説読書ネット(http://www.readnovel.com/)というサイトであるが、ALEXAのトラフィックランキングで1,275位というそれなりのランキングを誇っている。
日本のオンライン小説サイトと同様に、一般的な小説というよりは、ややエモーショナルな傾向の小説(中国語では言情小説)が受けるようである。もちろん、作家の大半は素人か、作家の卵であり、どちらかというと、同人誌のようなノリである。
これらオンライン小説のビジネスモデルは、無料閲覧でトラフィックを稼ぐ、広告型のようであるが、依然、百度の広告ネットワークが入っているレベルであり、まだ、しっかりとした収益基盤は築かれていないと思われる。同じ投稿系でありながら、視频系サイト(動画サイト)が数千万ドル単位の投資を受け入れて、急激に成長していこうとしているのと比べると、非常に地味な雰囲気ではあるが、これから徐々にトラフィックも増え、サイトとしても成長していくのではないかと思う。
日本同様、中国でも有料会員モデルというのは非常に難しい為、しばらくは、広告型のモデル展開が続くと思われる。その場合、優良なライターを如何にして確保し続けるのかという事が成長の鍵になるだろう。
情報提供: 網紀信息技術(上海)有限公司
2007/12/17 更新
筆者:汪安迪(Andy Wang)
1976年1月生まれ。東京工業大学卒業。
2000年5月〜2001年6月:モバイル系学生ベンチャー企業社員
2001年7月〜2004年12月:株式社ウェブクルー(マザーズ:8767)社員
2005年1月〜:網紀信息技術(上海)有限公司 総裁

網紀信息技術(上海)有限公司(日本名:ワンジーテクノロジーズ(上海)有限公司)
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