中国業界人記事
なぜ日系企業経験者は「手取り」を意識するのか?97年の第3次投資ブームから10年。後発の進出企業は、中国進出の「先輩」から貴重な経験を前例として『正解から学ぶ』ことを繰り返してきたのかもしれません。前任者という「先輩」からの前例も『正解』として片付けていたのかもしれません。
今も駐在員事務所はFescoなどの派遣会社を通じてしか雇用できない状況です。でもその昔、外資系企業は全て派遣でしか雇用できなかったという歴史はご存知ですか?派遣会社経由で間接雇用をしていると、企業側にとっての従業員給与は「手取り」しか見えません。社会保険料や所得税は派遣会社が代理で納付してくれますから。その「前例という『正解』が、日系企業において「手取り」概念を浸透させた」とはいえないでしょうか。
今も駐在員事務所はFescoなどの派遣会社を通じてしか雇用できない状況です。でもその昔、外資系企業は全て派遣でしか雇用できなかったという歴史はご存知ですか?派遣会社経由で間接雇用をしていると、企業側にとっての従業員給与は「手取り」しか見えません。社会保険料や所得税は派遣会社が代理で納付してくれますから。その「前例という『正解』が、日系企業において「手取り」概念を浸透させた」とはいえないでしょうか。
一方で、上海の発展スピードが「前例が『正解』として通用した世界」を完全に追い越してしまったのが、2007年現在の上海です。つまり、「前例」が『正解』ではなく「懐かしい昔話」に過ぎなくなってしまう事態が起こっているとしたら・・・。
例えば、以前ご紹介した「給与格差」。正確な資料はないのですが、おそらく10年前には同じ課長職で20倍近い給与格差はなかったはずです。「前例」のない事態なので戸惑うのも無理はありません。そもそも20倍の給与格差に『正解』なんか存在しませんよね。
例えば、以前ご紹介した「給与格差」。正確な資料はないのですが、おそらく10年前には同じ課長職で20倍近い給与格差はなかったはずです。「前例」のない事態なので戸惑うのも無理はありません。そもそも20倍の給与格差に『正解』なんか存在しませんよね。
そして、2008年からますます上海は「未知の世界」に踏み込むことになるかもしれません。今話題の新しい労働契約法。“より長期の”労働契約を前提とした“前例のない”法律です。今、どうすれば会社は不利にならないか?法律に『正解』を求めているかもしれません。確かにそれも重要です。しかし、もっと、重要なことがある気がしています。
それは、「法律を守り、かつ正当に評価される事で、従業員が満足し、より高い成果を挙げ続けてくれる会社であること」。これは、中国うんぬんではなく、企業経営にとってどこであっても重要とお考えの方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
これを実現するためにはどうすれば良いのか?残念ながらこれに『正解』はありません。『正解』かどうかは、経営者の「決断の積み重ね」による「結果」でしか分からないのですから。『正解』は“探すもの”ではなく、“決断によって生み出されるもの”ではないでしょうか。
以前のコラム
日中"常識"の違いにみる異論、暴論、人材論第四回:『人間、総論、みな同じ。』!?〜中国給与編03〜
日中"常識"の違いにみる異論、暴論、人材論第三回:『人間、総論、みな同じ。』!?〜中国給与編02〜
日中"常識"の違いにみる異論、暴論、人材論 第二回:『人間、総論、みな同じ。』!? 〜中国給与編〜
日中"常識"の違いにみる異論、暴論、人材論 第一回:『人間、総論、みな同じ。』!?
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http://www.919myts.com.cn/0702
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それは、「法律を守り、かつ正当に評価される事で、従業員が満足し、より高い成果を挙げ続けてくれる会社であること」。これは、中国うんぬんではなく、企業経営にとってどこであっても重要とお考えの方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
これを実現するためにはどうすれば良いのか?残念ながらこれに『正解』はありません。『正解』かどうかは、経営者の「決断の積み重ね」による「結果」でしか分からないのですから。『正解』は“探すもの”ではなく、“決断によって生み出されるもの”ではないでしょうか。
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情報提供:
上海クイックマイツ明勝人才咨詢服務有限公司
上海クイックマイツ明勝人才咨詢服務有限公司2007/10/23 更新
筆者:小園英昭(こぞの ひであき)
上海クイックマイツ明勝人才咨詢服務有限公司
[住所] 上海市徐匯区虹橋路1号 港匯中心1座25楼
[電話] 021-6407-1919 / [FAX] 021-6448-3591
[E-mail] info@919myts.com.cn
[URL] http://www.919myts.com.cn
1971年5月生まれ。関西大学卒。
95年に卒業後NGOの臨時駐在員としてケニア共和国へ単独で赴任し、大阪弁だけでカジアド県地区にため池を建設する土木工事案件の受注を完遂。当時の副大統領プロフェッサー・ジョージ=サイトチ氏より直接謝辞を受ける。帰国後株式会社クイックに入社。以来、現在まで採用を中心とする人事コンサルティング業務に携わる。手掛けた案件は、11年間でのべ5,000社を超える。
95年に卒業後NGOの臨時駐在員としてケニア共和国へ単独で赴任し、大阪弁だけでカジアド県地区にため池を建設する土木工事案件の受注を完遂。当時の副大統領プロフェッサー・ジョージ=サイトチ氏より直接謝辞を受ける。帰国後株式会社クイックに入社。以来、現在まで採用を中心とする人事コンサルティング業務に携わる。手掛けた案件は、11年間でのべ5,000社を超える。
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