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週刊!中国ネットビジネスコラム 第三回:中国の通信インフラ&iDC(データセンター)事情
中国のインターネット上でサイトを運営する際、日本と比較してインフラ周りの設備が不十分である為、様々な問題に直面する事があります。確かに、通常のコーポレートサイト(会社紹介を中心とした簡易なサイト)などであれば、気にならない場合も多いと思いますが、本格的なショッピングサイト、オンラインゲームを運営する場合には、いわゆる「南北互联互通問題(南北インターネット相互接続問題)」が最も大きな問題として上がってきます。

これは、2002年5月に、旧中国電信が分割され、長江を境とした南部を中国電信、北部を中国網通の管轄に分けたところから始まります。この二社の相互間接続が、肥大する中国のインターネットトラフィックを処理するには不十分な帯域しか準備されておらず、南部エリアから北部のデータセンターに設置されているサイトに接続する場合、または、その逆においてもストレスを感じる速度となっております。本年7月頃、本問題の解決に向け、当事者間による協議が開始されたようですが、進展があるまでにはまだまだ時間を要するようです。
しかし、「上に法あれば下に策あり」の中国という事で、データセンターレベルでこの問題を解決しようとしている動きもあります。データセンターを選ぶ際には、設備やスペックなどの他に、このような対応が出来るデータセンターかどうかという事も重要になってくるかと思います。
上記のような事情から、実際に中国でデータセンターを選ぶ際には、サービス展開エリアであったり、サイトの規模感、予算を踏まえた上で場所を確定していきます。或いは、オンラインゲームサイトなどのように複数エリアのデータセンターにサーバを分散して置いていくという方法もあります。一般的には、中国電信系か中国網通系の二大キャリアからデータセンターを選ぶことになりますが、予算に余裕がある場合などは、香港系のマルチキャリアを選択するという方法もあります。データセンターのラック費用などは高いサービス品質を考えるとリーズナブルなものと言えますが、回線費用が非常に高いというネックがあります。
また、上海では日本のデータセンター事業社が中国電信との合弁により、データセンターを運営している場合もあります。中国のデータセンターの場合、品質水準は上がってきているとは言え、セキュリティ・個人情報保護に関する認識は、依然、低いと言わざるを得ない状況です。日本企業の場合、中国においても日本のコンプライアンスを適用する必要があったり、日本のシステムを中国にポーティング(移植)する必要があるケースが多々あります。そのような場合においては日系のデータセンターを活用されるとよいかも知れません。


以前のコラム
週刊!中国ネットビジネスコラム 第二回:インターネットライセンス
週刊!中国ネットビジネスコラム 第一回:オンライン広告市場拡大中!
情報提供: 網紀信息技術(上海)有限公司
2007/11/12 更新
筆者:汪安迪(Andy Wang)
1976年1月生まれ。東京工業大学卒業。
2000年5月〜2001年6月:モバイル系学生ベンチャー企業社員
2001年7月〜2004年12月:株式社ウェブクルー(マザーズ:8767)社員
2005年1月〜:網紀信息技術(上海)有限公司 総裁

網紀信息技術(上海)有限公司(日本名:ワンジーテクノロジーズ(上海)有限公司)
[住所] 〒200040 上海市静安区北京西路1701号 静安中華大厦1109-1110室
[電話] +86-21-6288-4132 / [FAX] +86-21-6288-4133
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