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鈴木隆義の中国ビジネス勝負法 第2回
最近いかがですか?不景気、縮小、撤退、リストラ、倒産・・・・、これらの言葉が後を絶ちませんね。私の仕事は世間を騒がすこれらの代表的な業界の建設関連の仕事ですので、毎日、耳にする話は好ましくないことばかりです。

私の会社はどうかと申しますと、確かに既存のお客様の仕事は80%ぐらいかなり減っています。同時に新規のお客様よりの問い合わせと依頼は、今年上半期の10倍以上になっています。つまり、日本での経営が切羽詰まった状況下で、中国に助けを求めている企業が沢山あるということでしょう。まさしく中国で地盤を固めた企業のチャンス到来というところでしょうね。ピンチがチャンスとはよく言ったものです。

それでは、今回のテーマ『サンプル発注と何故違うものができてくるの?』についてお話します。
まず原因です。

サンプルとは本生産品の品質の基準となる物ですが、その認識の欠如が最も大きいでしょう。
この問題から何に注意すべきか。

(1)工場のサンプル生産作業工程書の確認
(2)サンプル品に使用した材料を、本生産で100%同じものを使用しているかの確認

この簡単な初歩的なチェックで、工場からよく聞く言葉は、
(1)「本生産の時は新規に生産工程書を作り直しますので、この程度の工程書しか残っていません。まさかそこまで・・・・・。」
(2)「これはあくまでもサンプルですから、本生産ではこの材料は使いませんよ。こちらの方が良い材料ですから・・・・・。」

本当に気を付けてください。悪気があるのではなく、認識の違いなのです。

この様なことは、私の工場内でも起こります。毎日2、3度の確認をしていても、起こる可能性があります。まして常駐していない工場で、しかも自分の部下でなければ何処まで踏み込んでよいのか心配になり、何となく見逃してしまうことがあるのではないでしょうか。また通訳を通じてですと、「これ以上つめても仕方がないかな?」などと言う妥協もいつからともなく生まれ始めているのでは。問題を起こすのは、あくまでも自分自身の判断の甘さからなのですね。
最初に書きましたように、まだまだ中国では仕事が豊富です。買い手が思うほど作り手は買い手のことを考えていないという事実にも気がつかなければなりません。

そんな中国人スタッフとともに仕事をし、組織管理をしている私の仕事にとって、中国と外国との仕事に対する認識の違いを埋めて行くことが最も大切と考えています。これは認識の違いですので、決してプライドを傷付け合ってはならないことも注意しなければなりません。そのテクニックとは、こちらから進んで指導して行くのではなく、相手にこちらとの違いを気付かせて、さらに相手がそこを埋める行動を取れるような環境作りをすることと考えています。

私はここが理解でき、実践できるようになりました。お陰で新入社員が入るたびに、その人が変化してゆく姿を楽しんで観察しています。皆さんの経験もぜひお聞かせください。
情報提供: 上海阿谷木業有限公司
2009/04/24 更新
筆者:鈴木隆義
プロフィール…鈴木隆義
1960年7月 埼玉県生まれ、中央大学卒業
1983年   株式会社鈴木木工所入社 93年代表取締役就任
1983年   学習塾『アルファ教室』開業・塾長
1984年   英会話スクール『アルファECC』開業・顧問
1985年   株式会社東栄精工・代表取締役就任
1991年   アーク・エンタープライズ株式会社設立・代表取締役
2003年   上海阿客旺経貿有限公司設立・総経理
2004年   上海愛閣旺経貿有限公司設立・総経理
2006年   上海阿谷木業有限公司設立・総経理

上海阿谷木業有限公司
[住所] 上海市松江区新浜鎮叶新公路6666号
[電話] 021-6789-1686/1687 / [FAX] 021-6789-1610
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