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小園英昭の人材総論 第八回
『できないことを何とかしようとするよりも、できることを楽しんだほうがいい。できることのなかに、結構たくさん楽しいことがありますから』梅棹忠夫(日本:民俗学者・動物学者・作家)
実は、私。上海に来て6年目です。
「海外に3年もいたら、中国語もペラペラやで」。6年前、そう思ってました。いや〜。甘かったです。6年いて、コトバは本当に上達してません。自分の「語学センスのなさ」に乾杯したくなります(涙)。

6年前。私には、経験も語学力も資格も何もなく、友人もお客様も誰もいませんでした。自分の「力のなさ」に呆然としていました。でも、今は総経理をして、忙しいながら
も楽しい毎日を送っています。

もし、私にペラペラな中国語能力と、豊富な経験があったとしたら。きっと、2008年に私は「総経理ではない」と断言できます。きっと、周囲にトラブルを撒き散らしながら、「中国嫌い」を周囲に吹聴しまくっていると思います。そんな自分を容易に想像できてしまえるのが恐いくらいです。

なぜ、そう断言できるのか?

それは、たった1つの理由です。
●「できない」だらけだったからこそ、
「できた」ことがあったからなんです。


それが、今回の梅棹さんの名言です。

「できない理由」ではなく、「できる方法」を徹底的に考えること。
これを私が「できた」のは、「できない」だらけだったからです。

中国語はできない。でも日本語ができる人となら話すことはできる。
中国は分からない。でも知っている人に話を聞くことはできる。
中国人には伝わらない。でも伝わるまでいい続けること、伝わる「伝え方」を考えることならできる。

限られた「できること」を「最大化」していけば、実はほとんど困りません。いくらでも「できること」があることに気付きます。

この「考え方」だけで、ほとんどの問題は解決できます。
もちろん、中国事業でも。
情報提供: 上海クイックマイツ明勝人才咨詢服務有限公司
2008/09/28 更新
筆者:小園英昭(こぞの ひであき)
1971年大阪府生まれ。大学卒業後、NGOの臨時駐在員としてケニア共和国へ単独赴任。事務所も現地スタッフもない、英語もできないながら、わずか1カ月で大型プロジェクトを完遂。当時の副大統領より直接謝辞を受ける。自ら差別を体験し、貧困・人種問題に巻き込まれながらも「人間、総論、みな同じ」を実感。帰国後、一貫して人事・採用に関する業務に従事。03年上海に赴任後も持論を軸とした視点で、異文化マッチングを追及し続ける。



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