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週刊!中国ネットビジネスコラム 第二十六回:ベンチャーキャピタルから見る中国の勝ち組企業
さて、このYimaが運営するサイトYigao.com(http://www.yigao.com/)はインターネット広告プラットフォームと名乗っているが、いわゆるGoogleのAdsense広告と同じ仕組みの広告配信システムとなっている。この業界のライバルとしては、アリババグループのアリママ(http://www.alimama.com/)がある。このようなサイトが広告主にとって便利なのは、過去に他社が出稿した広告の履歴、現在の広告単価などが一覧になっていて、非常に分かりやすいという点だ。中国の場合、広告販売も直販志向であるため、このようなサイトのニーズは高く、成長は早いかも知れない。
また、昨年から中国で勢いのあるEC事業であるが、そのようなサイトの1つである9Diamond(http://www.9diamond.com/)にも1000万USドルの投資が決まったとの報道があった。アメリカのKPCBがリードとなっているようだが、RAPAPORTなどの事業系含めて4社での共同投資となっているようだ。日本円で数千円程度の販売価格のものもあるが、数十万円する宝石も見られる。これだけの規模の投資がまとまったところを見る限り、販売を伸ばしていると考えていいだろう。上海と北京に実店舗を持っているので、店舗販売も少なくないと思うが、ウェブでの販売にも工夫を重ねているようだ。
さて、このようにベンチャーキャピタルから投資が入った会社というのは、機関投資家がデューデリジェンスをした結果、投資価値があると判断した会社である。すなわち、これらのサイトを追いかけていく、研究していくということは、日本の企業が中国インターネット市場への挑戦において、非常に重要なベンチマーク結果を得られるといえる。もちろん、インターネット業界に限らず、様々の業界において、ベンチャーキャピタルの動きをウォッチするのは非常に重要である。このような動きを見るのによいサイトとしては、
ChinaVenture:http://www.chinaventure.com.cn/
SeekFortune:http://www.chinaventure.com.cn/
というのがある。ちなみに、http://report.chinaventure.com.cn/r/f/32.aspx
によると、中国では今年の第一四半期は5.85億USドル(対前年比12.9%)の投資が実行されており、一案件辺りの投資金額は802万USドルとなっている。2007年の第三四半期以降、これまでのTMT(テレコム・メディア・テクノロジー)企業への投資が旺盛であったのから、非TMT企業投資へとシフトしていっている。最近の投資トレンドとしては医療・健康関係に投資が進んでいる。また、投資ステージとしては、2006年前半にはアーリー中心であったのが、直近ではエクスパンションへとシフトしてきており、企業投資という観点で見た場合、中国マーケットは落ち着きを見せ始めているようだ。
ちなみに、フォーブス中国版のベンチャー投資家ランキングによるとGranite Global Venturesの投資家が1位、日本勢ではJAFCOの投資家が18位にランキングしている。
情報提供: 網紀信息技術(上海)有限公司
2008/04/21 更新
筆者:汪安迪(Andy Wang)
1976年1月生まれ。東京工業大学卒業。
2000年5月〜2001年6月:モバイル系学生ベンチャー企業社員
2001年7月〜2004年12月:株式社ウェブクルー(マザーズ:8767)社員
2005年1月〜:網紀信息技術(上海)有限公司 総裁

網紀信息技術(上海)有限公司(日本名:ワンジーテクノロジーズ(上海)有限公司)
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