業界インタビュー
“ハイビジョン映像”軸に 広告事業に新規参入

映像制作などを手掛けるパナソニック映像の現地法人、松下広告(上海)(TEL=021-3866-7321)が、4月1日付けで営業を開始する。松下グループの持つハイビジョン映像技術を軸に広告の企画制作、企業PRなどを手掛けていく。広告市場参入の狙いと背景について、総経理の下垣内利彦氏に話を聞いた。
――パナソニック映像の独資でこのほど会社を設立した。広告市場参入の狙いと背景は。
「1つのきっかけは、間もなく始まるハイビジョン放送。中国の広告映像市場も北京オリンピック開催を契機に質の高い広告を求めるように変質していくだろう。当社には松下グループの持つ技術力があり、それを最大限に生かすことができる。また、パナソニック映像が日本国内でグループ内外に手掛けてきたハイビジョンによる映像制作、広告企画、企業PR のノウハウも合わせ持っている。当社が手掛けるのは、ハイビジョン映像技術を中核とした広告事業。CMの企画、制作はもちろん、コンテンツ、プロモーションビデオの制作、小売店の店頭のデモンストレーションといったところから、展示会などでの企業PRコンテンツ、また通常の広告制作、代理まで幅広く手掛けていく。例えば企業の開業式典やセレモニー、イベントで、プラズマ画面から人が登場するように見せるなど、“映像で魅せる”仕組み作りもできる」
――下垣内氏は松下電器に入社以降、中国におけるAV機器の販売を手掛け、ビデオ事業部で映像制作や宣伝にも関わってきた。
「私自身、01年に中国に赴任してから、映像コンテンツ制作や広告ビジネスに強く惹かれて、今回の新会社の設立に関わってきた。要は技術を売る側から、それを最大限に活用することに興味を覚えた。05年に開始したパナソニックが番組提供している『東京印象』(東方電視台生活時尚チャンネル、毎週土曜日23:00 から)というテレビ番組がある。日本の最新の文化や生活習慣を紹介しているが、そこでは番組企画を担当してきた。こういったことも個人的には大きなきっかけになった」
「1つのきっかけは、間もなく始まるハイビジョン放送。中国の広告映像市場も北京オリンピック開催を契機に質の高い広告を求めるように変質していくだろう。当社には松下グループの持つ技術力があり、それを最大限に生かすことができる。また、パナソニック映像が日本国内でグループ内外に手掛けてきたハイビジョンによる映像制作、広告企画、企業PR のノウハウも合わせ持っている。当社が手掛けるのは、ハイビジョン映像技術を中核とした広告事業。CMの企画、制作はもちろん、コンテンツ、プロモーションビデオの制作、小売店の店頭のデモンストレーションといったところから、展示会などでの企業PRコンテンツ、また通常の広告制作、代理まで幅広く手掛けていく。例えば企業の開業式典やセレモニー、イベントで、プラズマ画面から人が登場するように見せるなど、“映像で魅せる”仕組み作りもできる」
――下垣内氏は松下電器に入社以降、中国におけるAV機器の販売を手掛け、ビデオ事業部で映像制作や宣伝にも関わってきた。
「私自身、01年に中国に赴任してから、映像コンテンツ制作や広告ビジネスに強く惹かれて、今回の新会社の設立に関わってきた。要は技術を売る側から、それを最大限に活用することに興味を覚えた。05年に開始したパナソニックが番組提供している『東京印象』(東方電視台生活時尚チャンネル、毎週土曜日23:00 から)というテレビ番組がある。日本の最新の文化や生活習慣を紹介しているが、そこでは番組企画を担当してきた。こういったことも個人的には大きなきっかけになった」

写真はパナソニックのプラズマテレビ「VIERA」(TH-50PZ700C・50インチ)。
――今後、第3次産業の拡大が見込まれることを背景に、北京オリンピックや上海万博開催などで広告市場は急激に変わることが見込まれる。
「中国の方々はとても新しいもの好きで、様々な情報も知っているし、目も肥えてきている。中国においても常に世界最先端のものが求められているし、そのレベルで勝負しなければ通用しない時代になっている。上海での成功が世界での成功につながっていく。広告業界においては、映像ビジネスは1つの大きな切り口になるといえ、その可能性は非常に大きい。例えば、中国には観光資源が数多くあり、それを活用した映像コンテンツ化というだけでもかなりのビジネス性をはらんでいるといえる。当社の最大の強みは松下グループの持つ技術力を最大限に生かせるということ。映像の企画制作を手掛ける広告会社は多いし、ハイビジョン映像を活用しているコンテンツも増えつつある。しかしまだまだハードの技術をうまく生かしきれていないのが実情。その点で我々はほかと大きな差別化を図ることができるといえる」
――中長期的に目指す指標は。オリンピック、万博といったイベントと連鎖して映像ビジネスが“大化け”する可能性もあると見ている。
「ハイビジョン映像はある種の“伝染病”だといえる。従来の映像と見比べてもらえばその違いや鮮明さは一目で分かるし、以後はハイビジョン映像でないと我慢できなくなるほどの違いだといえる。ある企業の一部門が使えば、他の部門にもすぐに活用が広まる。さらにはそれを見てしまったほかの企業にもどんどんその良さが伝わっていくだろう。そのため、クライアント獲得数量を目標にするよりも“伝染”させる仕事に注力すれば、自ずと取り引きは拡大していくと考えている。当初は中国だけで56社を展開する松下グループの業務が中心になるが、数年後には全業務の8割以上をグループ外からの業務に展開していきたい。まずは、グループの展示会や店頭のデモンストレーション、映像コンテンツの提供といったところから地道に手を広げていきたいと思っている」
「中国の方々はとても新しいもの好きで、様々な情報も知っているし、目も肥えてきている。中国においても常に世界最先端のものが求められているし、そのレベルで勝負しなければ通用しない時代になっている。上海での成功が世界での成功につながっていく。広告業界においては、映像ビジネスは1つの大きな切り口になるといえ、その可能性は非常に大きい。例えば、中国には観光資源が数多くあり、それを活用した映像コンテンツ化というだけでもかなりのビジネス性をはらんでいるといえる。当社の最大の強みは松下グループの持つ技術力を最大限に生かせるということ。映像の企画制作を手掛ける広告会社は多いし、ハイビジョン映像を活用しているコンテンツも増えつつある。しかしまだまだハードの技術をうまく生かしきれていないのが実情。その点で我々はほかと大きな差別化を図ることができるといえる」
――中長期的に目指す指標は。オリンピック、万博といったイベントと連鎖して映像ビジネスが“大化け”する可能性もあると見ている。
「ハイビジョン映像はある種の“伝染病”だといえる。従来の映像と見比べてもらえばその違いや鮮明さは一目で分かるし、以後はハイビジョン映像でないと我慢できなくなるほどの違いだといえる。ある企業の一部門が使えば、他の部門にもすぐに活用が広まる。さらにはそれを見てしまったほかの企業にもどんどんその良さが伝わっていくだろう。そのため、クライアント獲得数量を目標にするよりも“伝染”させる仕事に注力すれば、自ずと取り引きは拡大していくと考えている。当初は中国だけで56社を展開する松下グループの業務が中心になるが、数年後には全業務の8割以上をグループ外からの業務に展開していきたい。まずは、グループの展示会や店頭のデモンストレーション、映像コンテンツの提供といったところから地道に手を広げていきたいと思っている」
情報提供:
BiZpresso Vol.41 3月25日発行
BiZpresso Vol.41 3月25日発行2008/03/29 更新
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