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業界インタビュー
JAC リクルートメント シンガポールマネージングディレクター 落合雅治 氏
リクルート事業を強化 国際的な人材の流動に対応

総合人材コンサルティングのJACの現地法人、傑愛士(北京)商務諮詢(TEL=010-6530-8565)がリクルートメントサポート事業の強化を進めている。JACグループがこの1月より会社ロゴをリニューアルし、より人材コンサルティング企業としてのカラーを打ち出していくことに伴うもの。流動化が進んでいるというアジアと中国における人材ビジネスの現状などについて、JACシンガポールマネージングディレクターの落合雅治氏に話を聞いた。
――JACは04年に中国に進出、北京に現地法人を設立。06年に上海分公司を展開した。海外では不動産や食品関連の事業も手掛けているが、グループは1月から会社ロゴをリニューアル。より人材コンサルティング企業としてのカラーを打ち出していく。
「中国における人材ビジネス市場はより現地化が進んでおり、当社としてもよりリクルートメント企業としての位置付けを鮮明にしていきたいと考えている。特に上海においては、日系企業はこの1年で製造業を中心に部長、課長といった管理職クラスの現地化が進んでおり、企業によっては総経理、副総経理といったハイクラスポジションでの中国人採用も積極的だ。今年以降もこの傾向は強まり、人材確保という観点では市場競争はますます進むことになる。当社は日系企業だが、もともと1975年にロンドンにて事業を始めた背景がある。日本はもとより、シンガポールやマレーシア、インドネシアに拠点を構えており、これらのネットワークを駆使した人材の紹介や関連ビジネスのサポートに強みを持っている」

――中国においては、即戦力として求めてきた日本人現地採用を育てる動きも活発化している。
「日系企業の日本人現地採用は2、3年で帰国していくのが従来からのパターン。しかし、厚生年金や福利厚生を見直す企業も出てきており、今後は戦力としての定着化を進めて意向という企業も増え始めている。中小企業にその傾向が強く、帰国を前提とした人材採用を進めて、しっかりと教育した上で、中国の状況の分かる人材として日本本社に組み入れている。これはアジアにおける日本人現地採用にも同様の傾向。アジアのグローバル企業で働く日本人は増えているし、企業にとっても、今後はそういった人材をどう生かしていくかがカギになっている」
――アジアにおける人材紹介業界の動向は。またその中での中国の人材市場の位置付けは。
「アジアでは全体的に人材の流動化が始まっているが、これがもっと進んでいくことになるだろう。地域単位でも然り、また国を越えての流動化も同様だ。シンガポールはいまやアジアの拠点としての位置付けが高まっており、そのポテンシャルに注目が集まっている。アジアにヘッドクォーターを構える企業が増えており、製造業や物流関連などでインターナショナルな人材を必要とする企業は多い。そこで必要とされる人材も細分化、専門化が進んでおり、海外から人材が集まっているのがひとつの傾向だ。同時に一方で、シンガポールから中国、中国からベトナム、インドへの人材の流動化も顕著になっている。製造業や物流業の投資が伸びており、新たな工場の開設やM&Aが進んでいることも背景にある」

――中国における事業展開は今後どのように強化拡大していくのか。
「中国国内での優秀な人材の需要に伴い、海外からの人材の活用を企業へ推薦するサポートを強化していく。また、企業が求める人材の育成を手がけるオーダーメイドのサービスも手掛けていきたい。人材に関する総合的なコンサルテーションを幅広く、北京の総公司では華北地区を中心に、上海の分公司は華中を中心に展開。また、グループ会社の日本法人JACリクルートメントジャパンでは5支店に中国チームを設置しているので、それらからの情報も活用して企業へ日本と中国で同時にサポートしていく」
情報提供: BiZpresso Vol.39 2月26日発行
2008/02/29 更新
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