業界インタビュー
商品構成の強化を推進 華東地域の販売網 拡大へM&Aも

伊藤忠グループ傘下で、食品、日用品の卸しを行う上海中鑫営銷発展(TEL=021-5172-1666)が商品構成の強化を進めている。昨年1月までに段階的に伊藤忠商事の資本参加を受け、資本力を強化。この1年で取扱商品を倍増しており、今年も引き続き新商品を展開していく。一方で華東地域の販売力強化に向けて、M&Aや企業提携も視野に入れた販売網の拡大を進めていく。この1年の成果と市場の動向、今後の展望について、董事長の田中保成氏に話を聞いた。
――伊藤忠グループの傘下に入り、1年が経つ。まずは品揃えを充実すべく商品構成の拡大に努めてきた。
「当社は現在、日本のメーカーを中心に40メーカー、400アイテムを取り扱っている。これは前年度の倍になるが、特に輸入商品の取り扱いを増やしてきた。日本メーカーのソース、味噌、焼酎といったところから、フランス産の各種ワイン、スイスのバンホーテンのココアなどなどだ。販路を売り上げ比率で見れば、 GMSやスーパー、コンビニなど市販向けが85%、各種レストラン向けなど業務用が15%。当社では伊藤忠商事が資本を入れる前から、食料品、酒類、日用品などの卸しを手掛けていたが、まずは品揃えの強化を図ることで、将来に向けた布石としたい考えだ。伊藤忠グループでは、中国では北京と広州にも食品卸会社を持っており、当社は華東地域をカバーしている。既に上海ではほとんどの小売店を開拓済みだが、今後はレストランやホテルなどの業務用ルートを強化していく考えだ。そして早い段階で華東地域全域での展開を進めていきたい」
――伊藤忠グループの傘下に入り、1年が経つ。まずは品揃えを充実すべく商品構成の拡大に努めてきた。
「当社は現在、日本のメーカーを中心に40メーカー、400アイテムを取り扱っている。これは前年度の倍になるが、特に輸入商品の取り扱いを増やしてきた。日本メーカーのソース、味噌、焼酎といったところから、フランス産の各種ワイン、スイスのバンホーテンのココアなどなどだ。販路を売り上げ比率で見れば、 GMSやスーパー、コンビニなど市販向けが85%、各種レストラン向けなど業務用が15%。当社では伊藤忠商事が資本を入れる前から、食料品、酒類、日用品などの卸しを手掛けていたが、まずは品揃えの強化を図ることで、将来に向けた布石としたい考えだ。伊藤忠グループでは、中国では北京と広州にも食品卸会社を持っており、当社は華東地域をカバーしている。既に上海ではほとんどの小売店を開拓済みだが、今後はレストランやホテルなどの業務用ルートを強化していく考えだ。そして早い段階で華東地域全域での展開を進めていきたい」
――この1年の強化策として設備投資を進めて、冷凍、冷蔵の商品も本格的に取り扱い始めた。
「3月から冷蔵庫、冷凍庫を稼動させたほか、低温度商品を運送する配送車も走らせている。これにより、カゴメシリーズやアクリフーズのピザシリーズ、ドリアシリーズなどの低温商品を取り扱い始めた。そのほか、定温の温度管理ができるようになったため、日本米の輸入も手掛けている。品揃えの幅を広げるために、冷凍、冷蔵商品の分野はまずは小さく始めて大きく育てていきたい」
――上海の食品市場は消費の細分化が進み始めている。その動向をどう見ているのか。
「どの層に何を売るか、その見極めが重要になってきている。消費者の購買力は高まっており、“お値打ち感”があれば少し高い価格設定でもマーケットに入っていく。“とんがった商品”である日本米も、一般商品より価格の張るカゴメシリーズやアクリピザシリーズも試食やプロモーションの仕方ひとつで売れ筋の商品になる。売り方ひとつで売れるだけ、上海の消費者には購買力がついているといえる。その中で当社としてもターゲットに見合った販路開拓が重要になる」
――今年も引き続き品揃えの強化を進めていく方針だ。
「今期に入り人員を増やして組織変更を行った。新たに市場部を作り仕入れの強化をスピーディーに進めていく。また、この1年でM&Aや他社への資本参加を進めることも考えている。杭州、蘇州、南京、寧波といったところで有力な食品卸し企業を探しているが、華東地域での事業展開を進めていく上で、各地域にプラットフォームが必要になるためだ。そのほか、中華、欧米系などのレストランへの商品サプライや資本参加も進めていきたい。今後、上海ではさらにチェーンのレストランが増えていく。日本からも大手ファミレスが次々と市場参入してくるだろう。そういった層へのアプローチも強化していきたい。中国では流行している店と取り引きをしていないと、マーケットの中でシェアを広げていけない。長期的には華東地域全域をカバーするとともに、10年後には売上高を10倍に持っていきたいと考えている」
「3月から冷蔵庫、冷凍庫を稼動させたほか、低温度商品を運送する配送車も走らせている。これにより、カゴメシリーズやアクリフーズのピザシリーズ、ドリアシリーズなどの低温商品を取り扱い始めた。そのほか、定温の温度管理ができるようになったため、日本米の輸入も手掛けている。品揃えの幅を広げるために、冷凍、冷蔵商品の分野はまずは小さく始めて大きく育てていきたい」
――上海の食品市場は消費の細分化が進み始めている。その動向をどう見ているのか。
「どの層に何を売るか、その見極めが重要になってきている。消費者の購買力は高まっており、“お値打ち感”があれば少し高い価格設定でもマーケットに入っていく。“とんがった商品”である日本米も、一般商品より価格の張るカゴメシリーズやアクリピザシリーズも試食やプロモーションの仕方ひとつで売れ筋の商品になる。売り方ひとつで売れるだけ、上海の消費者には購買力がついているといえる。その中で当社としてもターゲットに見合った販路開拓が重要になる」
――今年も引き続き品揃えの強化を進めていく方針だ。
「今期に入り人員を増やして組織変更を行った。新たに市場部を作り仕入れの強化をスピーディーに進めていく。また、この1年でM&Aや他社への資本参加を進めることも考えている。杭州、蘇州、南京、寧波といったところで有力な食品卸し企業を探しているが、華東地域での事業展開を進めていく上で、各地域にプラットフォームが必要になるためだ。そのほか、中華、欧米系などのレストランへの商品サプライや資本参加も進めていきたい。今後、上海ではさらにチェーンのレストランが増えていく。日本からも大手ファミレスが次々と市場参入してくるだろう。そういった層へのアプローチも強化していきたい。中国では流行している店と取り引きをしていないと、マーケットの中でシェアを広げていけない。長期的には華東地域全域をカバーするとともに、10年後には売上高を10倍に持っていきたいと考えている」
情報提供:
BiZpresso Vol.37 1月22日発行
BiZpresso Vol.37 1月22日発行2008/01/25 更新
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