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業界インタビュー
上海凱兆企業管理諮詢 董事・総経理 孫邦文康 氏

人材教育を手掛ける上海凱兆企業管理諮詢(TEL=021-6374-9877)が、人材教育事業の強化を進めている。これまで手掛けてきたビジネスマナー、チーム研修などに加え、テーブルマナー講座を開設するなどコンテンツを拡充。また、研修以降の接客チェックなどアフターフォローも行っている。董事総経理の孫邦文康氏に話を聞いた。

――御社はこの8月に会社を設立。主に日系企業で働く中国人向けに『ビジネスマナー』『チームワーク研修』『顧客意識の向上』など各種研修を行っている。
「『ビジネスマナー』はメインのコンテンツで、立ち振る舞い、電話の仕方、応対の仕方など社会人の基本動作を教える。1日コースが基本だが、企業によっては1、2週間にアレンジしている。日中の文化の違い、なぜそういうことが必要なのかといったところから、日本の企業文化、いわゆる“5S”“ほうれんそう”についても講習する。『チームワーク研修』ではグループ合宿を行い、企業の成長事例をビデオで見て討論、意見発表したりする。レクレーションやゲームも行い、協力して1つのことを達成することや、組織の中の自分の役割を考えることも意識付ける。『顧客意識の向上』では企業と顧客との関係性を認識させ、クレーム処理方法などを題材に顧客の心理を考えさせる。営業職の参加者が多いのが特徴だ」
――企業の人材教育に対する認識は変化し、一部をアウトソーシングする考え方も徐々に浸透している。
「以前はほぼ日系企業だったが、オリンピックや万博の開催を背景に、中国大陸、香港・台湾地区の企業も急増している。中国企業の意識もサービスの対象が“マス”から “パーソナル”へと移行しているのではないか。業種別で見ると、従来から多い貿易関係に加え、最近ではサービス、製造業の企業が増えている。また、企業や上司にいわれてではなく自主的に参加を希望したという方が増えており、個々人の意識の高まりを感じる。また、日系企業でも現地採用の日本人へのビジネスマナーや、中国人スタッフへの教え方が分からないという日本人中間管理職への講習も増えている」

――御社は中長期的に、この2年で現在の倍となる300社6,000人を目安に事業展開していく。
「当社は以前勤めていた会社の撤退を境に、これまでの顧客企業の支援もあって独立した。その後も継続して活用いただいており、新規顧客も開拓できている。この人材教育ビジネスには競合他社が多い。日本に長く住んでいた中国の方や日系コンサル企業が副業として始めるパターンが多いが、それだけでは持続せず、中途半端で止めるところが多い。今後もオリンピックや万博への“駆け込み需要”があることから、その傾向は続くだろう。当社は他には負けないノウハウと経験、そして執着心がある。日本人、中国人、台湾人と専属の講師を抱えており、中国の状況に合わせた講習ができるのが強みだ」
――講習のコンテンツもベーショックなビジネスマナーから多様化しており、クライアントのニーズに合わせてカスタマイズもしている。
「例えば、当社は上海以外でも華東地域も対象に事業展開しているが、温州では企業のオーナーばかりを集めた研修も行っている。個人事業者としてのマナーに始まり、彼らが海外へ出張する際の外国でのマナーなども講習している。この11月中旬からは花園飯店と提携して、レストランマネージャーによるテーブルマナー講座も行っている。先々には職場に合ったメイク術や、実践的なビジネス日本語の講座も手掛ける。一方で、研修ごとに受講者に講師の評価をつけてもらい、当社講師の質の強化も図る。また、活用いただいた企業へのアフターフォローにも力を入れていく。企業から要望があれば、研修の成果が出ているか、一過性に終わっていないか、抜き打ちの電話や接客を定期的にチェックすることも実施している。人事評価制度の一端を担うことにも協力できればと思う」
情報提供: BiZpresso Vol.35 12月18日発行
2007/12/21 更新
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