業界インタビュー
店舗の情報提供を支援利用者、掲載店舗数の拡大に注力

ぐるなびの現地法人、咕嘟妈咪(上海)信息諮詢(TEL=021-6386-2727)が事業の強化を進めている。上海版のウェブサイトぐるなびにおいて店舗の情報提供を支援、利用者や掲載店舗数の拡大に注力。また、営業の増員を進めているほか、7月中旬には日本人向けの「ぐるなび上海デリバリー」も開設。先々にはイベントを切り口にした飲食店舗の紹介といった様々な仕組み作りも進めていく。総経理の池沢勇夫氏に話を聞いた。
―05年11月に上海に進出、以降、20―30 代のホワイトカラーをメインターゲットに、飲食店情報を提供する「咕嘟妈咪」を手掛けてきた。現在の状況は。
「上海のウェブサイト『咕咪』においては市内の1万1000店の飲食店を紹介しており、そのうち3000店については店舗の詳細情報を有料で掲載している。ページビュー(PV)に関していえば、昨年3月時点で450万PVだったのが、今年3月時点では1750万PVに達した。この数値は日本のウェブサイト『ぐるなび』の00年6月時点と同様の数値で、それだけのレベルに達しているといえる。サービス開始当時は認知度がないことから苦労したが、今ではある程度の認知があり、有力なレストランから声もかかるようになった。上海には6万店のレストランがあるといわれるが、有料で詳細情報を掲載する店舗を1万店ぐらいとして、そのすべてを紹介できるようにしたい」
―年内にも3000万PVを目指しているが、具体的な施策は。
「1つ1つの店舗情報のタイムリーな情報提供を支援、強化していく。『咕咪』では日本同様に、店舗が自主的に店舗情報を更新できる仕組みになっている。ぐるなび大学というセミナーを開催しているが、そこではネット上の販促方法、閑散期を均すための集客方法、飲食店市場の動向解説などを行っている。日本では02年からぐるなび大学を実施しており、店舗情報の充実、引いてはぐるなびのサイト自体の強化に繋げることができた。ぐるなび大学は私が企画立案したのだが、日本では販促だけでなく店舗経営の勉強や従業員教育など経営者としての勉強の場に育っている。ここ中国でもいい勉強の場として育て、中国に見合った仕組みや中国ならではの手法を構築していきたい」
―7月14日に検索から注文まですべて日本語で対応する「ぐるなび上海デリバリー」を開設した。
「上海における日本人マーケットに市場性があると判断したことによる。例えば、ビジネスユースという観点では、長い会議やイベントの際の食事、ケータリングなどを手掛けていく。最終的には中国人の利用の拡大にも繋がっていくだろう。当初は大手ピザチェーンのサービスからになるが、地域の小さい店舗の情報などエリア限定のサービスも含めて裾野を広げていく。宅配を手掛けていない店にも働き変えていき、まずは200―300社を目指す」
―中国人ユーザーの動向についてはどの様な特徴が出ているのか。
「ユーザーの予約データを見ていくだけでも面白い傾向が見えてくる。様々なこだわりが見えはじめているのが今年に入ってからの特徴だ。禁煙席を希望する方が多く、窓際がいいとか、どこの席がいいとか、指定が細かく、既存ユーザーのリピートや要望の多様化、利用の深化が進んでいるといえる。ネットでの予約には“晴れの日”利用が多く、日本のサイトより1週間ほど短い2日―1週間前ぐらいに集中する。また、一般的な利用はほぼ当日予約で、17時ぐらいに集中している。上海の飲食市場ではユーザーの志向の多様化とともに、衛生、サービス面での改善といったオーナーの飲食ビジネスとしてのこだわりも強まっている。例えば、時間帯によって客の入りが少ないことに対応するため、少し早めの時間帯17―19時に特別料金のプランを作る、といったようなコンサルティングや提案も必要になっている。当社ではこの様な経営者としての悩みに対応すべく、ボスクラブという場も提供している。経営者の問題を解決したり、問題意識を高めたりする集まりだ。今後、参加者を増やしていき、イベントやセミナーのような形で拡大していく」
―今後は営業の強化、企画、販促の仕組みづくりに注力していく。
「ぐるなびは日本ではナンバーワンサイトだが、ここ上海ではまだまだ知名度も低い。その知名度を上げていくとともに、ユーザーと店舗をマッチングできる“効果を出せる媒体”として、日本以上に使いやすいサイトにして利用を促していきたい。営業の増員を進めているほか、イベントを切り口にした飲食店舗の紹介、人が絡み行動するような様々な仕組みを作りも提案していく。先々には、日本に出店したい店舗へのコンサルティングや支援も行っていく。個人的には、ぐるなびにとって上海は海外進出第1号店になるが、個人的にはぐるなび上海が基点となり海外進出のマニュアルを構築し、そして成功事例、モデルケースになるように育てていきたい。ぐるなび上海から人材と成功のための仕組みを輩出できるように育てていきたい」
「上海のウェブサイト『咕咪』においては市内の1万1000店の飲食店を紹介しており、そのうち3000店については店舗の詳細情報を有料で掲載している。ページビュー(PV)に関していえば、昨年3月時点で450万PVだったのが、今年3月時点では1750万PVに達した。この数値は日本のウェブサイト『ぐるなび』の00年6月時点と同様の数値で、それだけのレベルに達しているといえる。サービス開始当時は認知度がないことから苦労したが、今ではある程度の認知があり、有力なレストランから声もかかるようになった。上海には6万店のレストランがあるといわれるが、有料で詳細情報を掲載する店舗を1万店ぐらいとして、そのすべてを紹介できるようにしたい」
―年内にも3000万PVを目指しているが、具体的な施策は。
「1つ1つの店舗情報のタイムリーな情報提供を支援、強化していく。『咕咪』では日本同様に、店舗が自主的に店舗情報を更新できる仕組みになっている。ぐるなび大学というセミナーを開催しているが、そこではネット上の販促方法、閑散期を均すための集客方法、飲食店市場の動向解説などを行っている。日本では02年からぐるなび大学を実施しており、店舗情報の充実、引いてはぐるなびのサイト自体の強化に繋げることができた。ぐるなび大学は私が企画立案したのだが、日本では販促だけでなく店舗経営の勉強や従業員教育など経営者としての勉強の場に育っている。ここ中国でもいい勉強の場として育て、中国に見合った仕組みや中国ならではの手法を構築していきたい」
―7月14日に検索から注文まですべて日本語で対応する「ぐるなび上海デリバリー」を開設した。
「上海における日本人マーケットに市場性があると判断したことによる。例えば、ビジネスユースという観点では、長い会議やイベントの際の食事、ケータリングなどを手掛けていく。最終的には中国人の利用の拡大にも繋がっていくだろう。当初は大手ピザチェーンのサービスからになるが、地域の小さい店舗の情報などエリア限定のサービスも含めて裾野を広げていく。宅配を手掛けていない店にも働き変えていき、まずは200―300社を目指す」
―中国人ユーザーの動向についてはどの様な特徴が出ているのか。
「ユーザーの予約データを見ていくだけでも面白い傾向が見えてくる。様々なこだわりが見えはじめているのが今年に入ってからの特徴だ。禁煙席を希望する方が多く、窓際がいいとか、どこの席がいいとか、指定が細かく、既存ユーザーのリピートや要望の多様化、利用の深化が進んでいるといえる。ネットでの予約には“晴れの日”利用が多く、日本のサイトより1週間ほど短い2日―1週間前ぐらいに集中する。また、一般的な利用はほぼ当日予約で、17時ぐらいに集中している。上海の飲食市場ではユーザーの志向の多様化とともに、衛生、サービス面での改善といったオーナーの飲食ビジネスとしてのこだわりも強まっている。例えば、時間帯によって客の入りが少ないことに対応するため、少し早めの時間帯17―19時に特別料金のプランを作る、といったようなコンサルティングや提案も必要になっている。当社ではこの様な経営者としての悩みに対応すべく、ボスクラブという場も提供している。経営者の問題を解決したり、問題意識を高めたりする集まりだ。今後、参加者を増やしていき、イベントやセミナーのような形で拡大していく」
―今後は営業の強化、企画、販促の仕組みづくりに注力していく。
「ぐるなびは日本ではナンバーワンサイトだが、ここ上海ではまだまだ知名度も低い。その知名度を上げていくとともに、ユーザーと店舗をマッチングできる“効果を出せる媒体”として、日本以上に使いやすいサイトにして利用を促していきたい。営業の増員を進めているほか、イベントを切り口にした飲食店舗の紹介、人が絡み行動するような様々な仕組みを作りも提案していく。先々には、日本に出店したい店舗へのコンサルティングや支援も行っていく。個人的には、ぐるなびにとって上海は海外進出第1号店になるが、個人的にはぐるなび上海が基点となり海外進出のマニュアルを構築し、そして成功事例、モデルケースになるように育てていきたい。ぐるなび上海から人材と成功のための仕組みを輩出できるように育てていきたい」
情報提供:
BiZpresso Vol.50 8月5日発行
BiZpresso Vol.50 8月5日発行2008/08/18 更新
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