業界インタビュー
期待できる瀋陽の百貨店業界
年3月、瀋陽に中国で5店目の出店を果たした伊勢丹。中国東北地方の状況、瀋陽の流通業界事情、それを背景にした出店意図、経営コンセプトなどについて、瀋陽伊勢丹百貨有限公司董事、総経理の島森豊司さんに聞いた。
地元のお客様のための店を作る
─まず、東北3省の概況について、お聞かせください。
東北地方は土壌が肥沃で、農畜産物、林業そして石炭、鉄、石油、天然ガスなどの鉱工業資源が豊富です。政府は、沿岸部の改革開放、西部大開発に続き、03年に東北地区振興計画を発動、07年8月に国務院によって認可された初めての地域振興計画となりました。珠江デルタ、長江デルタ、環渤海湾に続く中国第四の経済圏として東北地区の経済発展を目指しているわけです。
─遼寧省の省都、瀋陽についてはいかがですか。
中国政府は、東北地区を珠江デルタ、長江デルタ、環渤海次ぐ第四の経済圏にしようとしています。その中核のひとつ、瀋陽は東北3省の中心地でもあり、道路網や鉄道網のハブ機能も有しています。また、瀋陽から半径100km、車で1時間半の範囲に100万都市が7つあり、遼寧省全人口の半分2100万人が住んでいます。このエリア内での遼寧省のGDPは75%を占め、瀋陽を中心とした商工業エリアを形成しています。今、古い町並みは次々と壊され、高層マンションが増えています。現在の瀋陽北駅を上海の浦東のような金融センターにする計画もありますし、早ければ2013年に韓国ロッテグループが、ホテル、ショッピング街、テーマパーク、オフィス棟、住居棟など約20万?uの街を作りますが、これも瀋陽の将来性を選んだともいえます。瀋陽は総合的な発展が非常に見込める地域ですね。
─発展の可能性を背景に、瀋陽の流通業界の状況はいかがですか。
カルフール、ウォルマート、テスコなど、世界のスーパーの冠たるものは大体出ています。百貨店は、新世界、パークソン、ニューマート、卓展、香港西武、中興、そして伊勢丹など、たくさんあります。今、所得水準の向上に伴い、清潔で品質が良く、きれいで安心できるものを買いたいというお客様の志向が変化してきています。
地元のお客様のための店を作る
─まず、東北3省の概況について、お聞かせください。
東北地方は土壌が肥沃で、農畜産物、林業そして石炭、鉄、石油、天然ガスなどの鉱工業資源が豊富です。政府は、沿岸部の改革開放、西部大開発に続き、03年に東北地区振興計画を発動、07年8月に国務院によって認可された初めての地域振興計画となりました。珠江デルタ、長江デルタ、環渤海湾に続く中国第四の経済圏として東北地区の経済発展を目指しているわけです。
─遼寧省の省都、瀋陽についてはいかがですか。
中国政府は、東北地区を珠江デルタ、長江デルタ、環渤海次ぐ第四の経済圏にしようとしています。その中核のひとつ、瀋陽は東北3省の中心地でもあり、道路網や鉄道網のハブ機能も有しています。また、瀋陽から半径100km、車で1時間半の範囲に100万都市が7つあり、遼寧省全人口の半分2100万人が住んでいます。このエリア内での遼寧省のGDPは75%を占め、瀋陽を中心とした商工業エリアを形成しています。今、古い町並みは次々と壊され、高層マンションが増えています。現在の瀋陽北駅を上海の浦東のような金融センターにする計画もありますし、早ければ2013年に韓国ロッテグループが、ホテル、ショッピング街、テーマパーク、オフィス棟、住居棟など約20万?uの街を作りますが、これも瀋陽の将来性を選んだともいえます。瀋陽は総合的な発展が非常に見込める地域ですね。
─発展の可能性を背景に、瀋陽の流通業界の状況はいかがですか。
カルフール、ウォルマート、テスコなど、世界のスーパーの冠たるものは大体出ています。百貨店は、新世界、パークソン、ニューマート、卓展、香港西武、中興、そして伊勢丹など、たくさんあります。今、所得水準の向上に伴い、清潔で品質が良く、きれいで安心できるものを買いたいというお客様の志向が変化してきています。
─伊勢丹さんが、瀋陽に出店された意図は何でしょう。
私は、2000年から2005年まで上海にいましたが、上海の伊勢丹梅龍店はオープンして4年目の2001年から売り上げが上がってきました。それには、中国のWTO加盟で外資が導入されたという背景があります。上海の店の売上は95%が地元のお客様で す。他都市に比べ、GDPが高く、所得の向上で地元の方の購買力がついてきたわけです。今後の発展の可能性を考えると、瀋陽も同じことが言え、上海、北京に出た企業が東北地方に出るなら、まず瀋陽ではないかと考えるのは必然だと思います。
─この瀋陽伊勢丹の店内は、とてもきれいですね。
売り場面積は3万?u、取引先は約800社。百貨店ビジネスは、環境、商品、販売サービスが有機的につながったひとつの総合体です。たくさんの商品を、きれいな雰囲気の中で販売しています。商品は世界中から伊勢丹の対象となるお客様に良いと思う商品を集めていますが、50%は中国製です。そして、販売サービスで丁寧に積極的に話しかける接客も大切です。それらが三位一体となった総合的な展開をしようとしているのが伊勢丹です。ひとつでも欠けると伊勢丹でなくなります。
─これからの抱負を、お聞かせください。
いかに顧客を増やすか、確実なのは口コミです。接客レベルは瀋陽では優位性がありますが、さらにそのレベルを上げたい。また、伊勢丹として設定したアッパーな顧客ゾーンの対象顧客には、すべて来店してただきたい。そのために、バイヤーの力、伊勢丹の力を発揮し、新しい市場を創造できればと考えています。
私は、2000年から2005年まで上海にいましたが、上海の伊勢丹梅龍店はオープンして4年目の2001年から売り上げが上がってきました。それには、中国のWTO加盟で外資が導入されたという背景があります。上海の店の売上は95%が地元のお客様で す。他都市に比べ、GDPが高く、所得の向上で地元の方の購買力がついてきたわけです。今後の発展の可能性を考えると、瀋陽も同じことが言え、上海、北京に出た企業が東北地方に出るなら、まず瀋陽ではないかと考えるのは必然だと思います。
─この瀋陽伊勢丹の店内は、とてもきれいですね。
売り場面積は3万?u、取引先は約800社。百貨店ビジネスは、環境、商品、販売サービスが有機的につながったひとつの総合体です。たくさんの商品を、きれいな雰囲気の中で販売しています。商品は世界中から伊勢丹の対象となるお客様に良いと思う商品を集めていますが、50%は中国製です。そして、販売サービスで丁寧に積極的に話しかける接客も大切です。それらが三位一体となった総合的な展開をしようとしているのが伊勢丹です。ひとつでも欠けると伊勢丹でなくなります。
─これからの抱負を、お聞かせください。
いかに顧客を増やすか、確実なのは口コミです。接客レベルは瀋陽では優位性がありますが、さらにそのレベルを上げたい。また、伊勢丹として設定したアッパーな顧客ゾーンの対象顧客には、すべて来店してただきたい。そのために、バイヤーの力、伊勢丹の力を発揮し、新しい市場を創造できればと考えています。
情報提供: Whenever CHINA 08年6月号
2008/06/27 更新
瀋陽伊勢丹百貨有限公司
[住所]瀋陽市和平区太原北街84号
[電話] 024-6250-1111 / [FAX] 024-6266-0803
[住所]瀋陽市和平区太原北街84号
[電話] 024-6250-1111 / [FAX] 024-6266-0803
天津伊勢丹、成都伊勢丹に続き、食品のフロアを展開し、衣食住を品揃えする国内3店舗目の「フルマーチャンダイジング」店舗として、今年3月24日にグランドオープンした。ストアコンセプトは「ファッショナブルで居心地の良い百貨店」。地下1階から7階まで、見通しがよく回遊性が高いフロアなどの環境、用品・雑貨の品揃えの約60%を瀋陽初登場ブランドで提案する商品、顧客の側に立った特色あるサービスを提供している。
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