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中国ビジネストピックス
業界ウォッチング:〜バイオ燃料市場〜
生産能力102万tに 穀類の価格上昇問題がネックに
中国でバイオ燃料市場が形成され始めたのは04年から。政府が吉林燃料乙醇などの4企業を重点企業に定め、開発、生産を推奨したのがきっかけとなった。急成長を続け、102万tの生産能力を持つまでになったが、原料となる穀類の価格上昇などの問題も同時に起きている。
国の重点企業は吉林燃料乙醇、河南天冠集団、安徽豊原生物化学股份、黒竜江華潤酒精の4社。年間生産能力はそれぞれ30万t、30万t、32万t、10万t。4社の累計生産量は120万tを超えた。
そのうち、吉林燃料乙醇は中国石油天然気集団、吉林糧食集団、中国糧油食品(集団)が合弁で設立。トウモロコシを原料とするバイオ化ではアジア最大規模。河南天冠集団は、中国で初めてワラなどを原料とする植物繊維エタノールの生産ラインを設けた。
中国では近年、石油、石炭、天然ガスなどの採掘が進み、エネルギー不足問題が深刻化。輸入石油への依存も高まり、代替燃料の必要性が高まっている。政府は「第11次5カ年計画」で、1,010億ドルを投入し、2020年までに交通燃料の15%がバイオ燃料にする目標を挙げている。
一方で、バイオ燃料の原料となる穀物価格の上昇が起きている。バイオ燃料の原料の3分の2を占めるといわれるトウモロコシは毎年約20%の値上がりが続いている。
中国は米国に次ぐ世界第2のトウモロコシ生産国で、近年は毎年1億4,500万t規模を生産。工業用として利用されるのは、そのうち2%前後だが、食糧安全確保の観点から、政府は06年、トウモロコシを原料としたバイオエタノール生産の認可を一旦中止する通知を出した。


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情報提供: BiZpresso Vol.32 11月6日発行
2007/11/15 更新
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