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上海飲食ビジネス事情(3):求められる柔軟性 コーディネーター選定がカギ
上海では条件に沿う好物件を見つけ出すのは非常に難しい。いい物件でも契約年数が短かく、立ち退きやトラブルに見舞われることも多い。理想の物件はなかなか手に入らないので、柔軟な発想を持つことが重要になる。大手のように資金力や人材力のあるようなところはさておき、中小企業にいたっては、ビジネスを失敗させないために“物件ありき”の考えの下に、それに見合った飲食の業態を考えるほうが失敗しにくいともいえる。
上海市内には途中で資金切れになり建築がストップした建物や古い建物を改装した建物が見受けられるが、これには気をつけたほうがいい。建物が野ざらしにされていると、雨水が浸水していたり、建物自体が傷んでいることが多いためだ。
また、ガスの容量や排気管なども実際の目で見てチェックしたほうがいい。聞いていた容量と違っていたり、実際に使ってみると問題が起きることもある。実際に使う側でないと分からない細かな問題も見つかるかもしれないし、仔細は大家だけでなく、管理会社にも確認したほうがいい。オープン間際に大きな問題が出て、再申請が必要になったり、オープンが遅れたりということは珍しくはない。
内装については、できるだけ飲食店の内装を手掛けたことのある業者に任せるのがベターだ。内装業者といっても一括りにはできず、彼らには専門性や得て不得手がある。安さに飛びついたら、手抜き工事やいい加減な内装でその後にトラブルになることも少なくない。中国では我々が思っている以上に消防や環境、衛生ガスなどで基準が厳しいからだ。
その後、厨房設備の選定や施行になるが、できれば、店舗デザインをする前に厨房業者を選定することが重要です。というのは、中国の衛生基準は日本の基準よりはるかに厳格で、店舗面積に対して厨房面積がいくら必要かということや、その他もろもろ気をつけなければいけないことがあり、せっかく日本でデザインをしても、再度デザインをしなおさなければならないことがほとんどです。ですので、できれば厨房区画を決め手からデザインをするほうが後々の手間隙を考えればベストといえます。
従業員の採用については、現場のトップに上海人を据えるのが一番いい。その後の官公庁の取り引きなどでは上海人が上海語で駆け引きするほうが有利だからだ。
このようにオープンまでなかなかこぎつけることは難しく、一筋縄では行かない。そのため仲介業者の役割は大きく、コンサルタントといっても、業者に業務を振り分けるだけではなく、それぞれの流れのポイントを抑えてくれるようなコーディネートができる業者に任せことが望ましい。


前回までの「上海飲食ビジネス事情」
上海飲食ビジネス事情(2):“商習慣の違い”に注意 仲介依頼、内装工事などにトラブル
上海飲食ビジネス事情(1):市場は過渡期に 事業の明確な位置付けを
情報提供: BiZpresso Vol.37 1月22日発行
2008/01/29 更新
野村繁一 氏上海繁一国際貿易 董事長 

上海繁一国際貿易
[住所] 上海市北京西路1399号建京大廈20-D
[電話] 021-6247-5691 / [FAX] 021-6471-2262
[E-mail] shfanyi@163.com
[URL] www.fanyish.com
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