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物流 中国
物流企業探訪(16):アパレル物流に強み 国際的な鉄道網の利用も提案―上海日包国際貨運代理

同社の董事・総経理、笛吹氏
総合物流を手掛ける日本包装運輸の現地法人、上海日包国際貨運代理(TEL=021-6521-3715)は繊維やアパレル製品の物流を得意とするフォーワーダーだ。昨年6月に駐在員事務所を現地法人へと格上げし、機械部品やプラントなどの輸送も手掛ける。また、11月には江蘇省連雲港市に事務所を開設して木材や建材の対日輸出を開始。同市は中国を横断する鉄道の起点でもあることから、陸路を利用した中央アジアやヨーロッパへの物流ニーズの取り込みにも力を入れている。

同社は輸出取り扱いの70%をアパレル製品が占めているという。アパレル製品は生鮮食品と同様に“生もの”であり、市場へ投入するタイミングが遅れると販売ができなくなってしまう。物流に与えられる納期も年々短くなっており、今や半日刻みで納期が設定されている。また季節による変動が激しく、天候や景気動向によって急な増減も発生するという。
同社ではアパレル製品の検品と検針、値札付け、梱包からコンテナ詰めまでを手掛ける関連会社の上海麗宝服装整理などと連携。積み地での検品体制を構築し、輸送も通常のコンテナ船だけでなく、高速フェリーや空輸を利用することで顧客のニーズに応えている。
連雲港市への事務所開設は、鉄道を利用してヨーロッパと極東間の物流を行う“チャイナランドブリッジ”を利用した国際貨物輸送を視野に入れてのことだ。従来の海運による輸送に比べ、リードタイムの短縮が可能となる。関連法規や鉄道運行計画がまだまだ未整備の点で不安は残るが、同社では代理店を開拓するなどノウハウを蓄積していきたい考えだ。改革開放後の88年に進出した同社は連雲港市以外にも杭州市、青島市、大連市に事務所を持っており、今後、華南地区への進出も検討している。他社が手掛けていない地域やきめ細かいサービスを開拓することで差別化を図っていきたい考えだ。


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情報提供: BiZpresso Vol.39 2月26日発行
2008/03/14 更新
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