上海ウェネバーオンライン ビジネス
中国ビジネス情報満載!!
Whenever ONLINEビジネスHP  >> 物流 中国 一覧  >> 物流 中国 詳細
物流 中国
物流の常識は非常識?(2):1万円、1日寝かせていくら?[1]
物流のようなサービス業では、サービスの価値判断に迷うことがよくあります。例えば、モノを送るのに、単価20円で5日かかる物流業者と、単価30円で3日かかる業者、どちらを選ぶか?4日以内に届ける必要がない場合は、ほとんどの人が前者を選ぶと思いますが、会社の収益性を考えた場合、逆の方が良いケースもあります。そしてこれは、「1万円を1日寝かせるといくら損するか?」という問いに対する答えでもあります。どういうことかを、2回の連載に分けて考えてみたいと思います。

まず、時間の価値を考えるために、次のような状況を想定して下さい。100万円の原価で10万円の粗利が見込め、仕入れから代金回収まで30日かかる製品があったとします。一方、コスト削減策として同じ製品を海外から仕入れると、代金回収まで60日に伸びる代わりに、粗利が 13万円に増えるとします。あなたならどちらがトクと考えますか?よほど資金繰りに困っていない限りは、後者がトクだと考える人が多いのではと思います。
理屈っぽいAさんなら、こう考えるでしょう。「海外から仕入れると30日余分に時間がかかるため、在庫を1カ月分余分に持つ必要があるだろう。従って、それにかかるコストが13万円から10万円を引いた3万円以内なら良い。在庫にかかるコストは、金利と倉庫費用くらいのものだ。金利は年利3.6%とすると1カ月あたり0.3%だから高々3,000円だし、倉庫費用だって大したことはない。60日後にはどうせ全部売れるのだから、こっちの方が絶対トクに違いない」。
この問題は少し置いておいて、今度はこんな状況を想定してみて下さい。100万円を1年間預けて10万円のリターンがある金融商品と、同じく100万円を2年間預けて13万円のリターンがある金融商品、どちらを選びますか?おそらく前者の方がトクだと考える人の方が多いのではと思います。どうせ100万円を2年間運用するなら、1年ずつ10万円、合わせて20万円の利益が得られる可能性が高いためです。
さて前の問題に戻ると、状況は極めて似ていることに気付くと思います。Bさんは次のように考えます。「仕入れから代金回収まで30日かかるということは、30日間お金を投資していることと同じだ。従ってこの問題は、100万円を30日間投資して10万円のリターンがある話しと、60日間投資して13万円のリターンがある話しのどちらを選ぶかということだ。当然、60日間で20万円の利益を得られる可能性の高い前者を選ぶ方が断然トクである」。
AさんとBさんの判断は正反対ですが、根本の原因は「1万円を1日寝かせるといくら損するか?」をどう考えるかにあります。Aさんは銀行から借りる場合の金利分しか考えていませんので、年利が3.6%だとすると1日あたり0.01%、つまり1万円でいうと1円です。Bさんは30日間で10% の利益を上げられるというビジネスの収益性で考えていますので、1日あたり0.33%、1万円で言うと33円です。次回は、これを冒頭の問いにどう応用するかを考えてみます。
情報提供: BiZpresso Vol.37 1月22日発行
2008/03/18 更新
片山正樹 氏 上海フットワークサプライチェーン
プロフィール…DHLジャパン、佐川急便を経て現職

上海フットワークサプライチェーン
[住所] 上海市中山西路933号虹橋銀城615室
[電話] 021-5150-4173 / [FAX] 021-5150-4172
[E-mail]ma_katayama@footworksc.com
物流 中国 一覧
  1 | 2 |  次の30件 |  最後の30件 |   総計ページ 2
もっと見る


中国ビジネストピックス
巻頭インタビュー
業界インタビュー
中国業界人記事
ビジネスイベント
コンサルティング 中国
IT 中国
製造 中国
物流 中国
マーケティング 中国
Campany Review 中国
飲食 中国
ビジネス連載