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物流 中国
物流シリーズ―上海信帆航運有限公司
運送から通関までこだわりの一括サービスに日系企業の支持

上海信帆航運有限公司の角田義也・営業部副部長
中国系企業でありながら日本水準のサービスを提供し、日系企業からの信頼を一身に集める上海信帆航運有限公司(HONESTY SHIPPING)。日本への海運業務を強みに成長を遂げ、輸入業務、通関サービスと順次事業領域を広げた。今後拠点拡大と保税倉庫開設を予定し、そのプレゼンスが高まりを見せている。

顧客の8割が日系企業
上海信帆航運有限公司は2001年に創業すると、海運による輸入・輸出業務をスタートさせた。顧客のメインターゲットを日系企業に絞り、中国系企業としての強力な人的ネットワークを生かしつつビジネス展開してきた。
創業から現在まで顧客の8割が日系企業という数字から、一貫して日系企業の支持を集めてきたことが分かる。角田義也・同社営業部副部長は、「同社の出自は日系物流会社の上海事務所で、日系企業が要求するサービス品質を熟知している。品質は日本並みでありながら、低コストのサービスが日系企業から引き合いを受けている」と話す。
同社が中国系である強みは、例えば税関でのトラブル発生時に発揮される。
「税関との強い人脈を駆使し、トラブルを早急に解決する。サービススピードの速さも弊社の大きな強み」(角田氏)

来年4月には上海西北物流園区に保税倉庫を設ける予定
通関サービスもスタート
同社がこだわり続けるのが「一括サービス」。中日の工場間で貨物を一括して運送サービスする体制を構築してきた。日本には六社のエージェントの物流会社があり、主要港をほぼカバーしている。
現在、上海発は東京、横浜向けLCL(小口貨物)、自社混載が週三便を運行する一方、日本(東京、横浜、大阪、神戸発)からはLCL、自社混載にて毎週12便、ホットデリバリーサービス(HDS)適用船が週三便、危険品対応船も週2便が運航している。
06年には輸入通関免許を取得し、通関サービスも開始した。「よりよいサービスを目指し、一括サービスの体制を充実させた。顧客の貨物の通関にかかる時間を大幅に短縮できるようになった」と角田氏は説明する。

韓国便を突破口に更に飛躍
輸出業務を主軸としてきたが、近年は輸入業務が拡大し、現在その割合は半々である。04年にはアパレル企業の空輸ニーズの高まりを受け、前年比50%増の高成長率を達成、今年上半期も2桁の成長率を維持している。
06年は、同社にとってエポックメーキングな年となった。通関サービスとともに、工場の機械据付サービス、韓国向け混載便を開始。また、寧波と東莞に事務所を設置している。
「機械据付までカバーする物流会社は上海には少ないだろう。プラスチック生産機械の据付等、好調に受注している。韓国便はこれまで日系企業を強みとしてきた弊社にとり、新たな成長軌道を描くための新事業として位置づけられる」
四都市に拠点を一気に拡大
今後は拠点拡大に取り組んでいく。年内には大連に事務所を、08年に天津支社を設立し、成都と武漢に事務所を設ける予定だ。
08年4月には上海西北物流園区に保税倉庫を設け保税業務も開始し、「一括サービス」の体制を磐石のものとする。 「中国の沿岸に支社、事務所を設けながら、日系企業に引き続き高品質のサービスを提供していく」と意気込む角田氏。日本に留まらず、韓国、東南アジアとの取引き拡大にも意欲を見せる同社のプレゼンスは今後さらに高まっていきそうだ。
情報提供: Whenever CHINA 07年12月号
2007/12/13 更新
上海信帆航運有限公司(HONESTY SHIPPING)
[住所]上海市海寧路307号愛思大厦5楼A座
[電話](021)6364-4338×116 / [FAX](021)6364-4323
[URL]http://www.honesty-shiping.com
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