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物流 中国
物流の効率化後押し ニーズに対応し物流機器製造―上海叢納物流機械設備

上海叢納物流機械設備 副総経理 吉田武 氏
日本物流機器の現地法人、上海叢納物流機械設備(TEL=021-6231-9051)は物流会社やメーカーが倉庫保管、貨物輸送に使う物流機器を専門に販売している。現在、物流量の規模そのものが拡大の一途を辿る中、物流の効率化が求められている。折り畳み式など無駄なスペースを取らない機器を日系企業向けにアピール。日中間双方の物流機器ニーズの変化を敏感に捕え、顧客の物流コスト削減に繋がる提案を手掛けるなど付加価値サービスの向上も図っている。

効率化に繋がる物流機器を提案
当社は87年から上海へ進出。地元メーカーと提携して製造し、日本へ輸出してきた。04年から年々増加する華東地区の日系企業向けの販売も開始。その数は全クライアントの1割を占める。
物流機器には物流会社が使用するものと、メーカーが製造現場で使用するものの2種類がある。前者に対しては倉庫内保管で使用するパレットラック、ネスティングラック、配送で使用するロールボックスパレット(カゴ車)、各種台車、ネスティング機能の付いたプラスチックコンテナの販売が中心。後者には自動車、タイヤ、食品系メーカーを中心に作業場での製品移動用に使用するハンドリフタ、部品を保管するフルオーダーボックスパレット、中量棚、プラスチックパレットなどのオーダーが多い。
無駄なスペースをなくし、未使用時には小さく折り畳むことができる物流機器の開発、提案が同社の特徴だ。世界的に物流量が拡大する一方で、物流の効率化は今後さらに重視されるだろう。今後は機器の素材も老朽化後、解体して再利用が可能なものを使用するなど環境にも配慮した機器の製造にも注力していく。

食品業成長で保冷機器ニーズが向上
クライアントの要望に合わせた物流機器の製造も行っている。また、時期によって大きく変化する物流機器のニーズに基づいた提案や、物流コストの削減に繋がる機器購入のアドバイスを手掛けていることも強みだ。
現在、中国では食品メーカーの成長が著しく、日系食品会社の動きも活発化している。そんな中、食品の温度管理需要の高まりで保温、保冷機能のある物流機器のニーズが急上昇しており、保冷ボックスは物流業界での流行品になりつつある。
今後は大量生産から品質重視へ
当社は今後5年間を中国での大量生産方式の見直しが迫られている過渡期と位置づける。物価高や、製造拠点の東南アジアシフトが進む潮流にある中、単に顧客の数を増やすのではなく、現在の顧客との長期的関係を築いていくことに重点を置いていく。
そのためには品質、付加価値サービスの向上が急務であり、効率化や環境に特化した製品を提案し続けなければならない。現地スタッフを日本に招いての研修、日本人スタッフを中国に派遣しての指導を数年おきに循環させるスタイルで人材育成に力をいれ対応を図る。
情報提供: BiZpresso Vol.33 11月20日発行
2007/11/23 更新
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