上海ウェネバーオンライン ビジネス
中国ビジネス情報満載!!
Whenever ONLINEビジネスHP  >> 製造 中国 一覧  >> 製造 中国 詳細
製造 中国
製造業トップインタビュ:福斯潤滑油(中国) 執行総裁 呉楓 氏
嘉定に新工場稼動 特殊潤滑油のニーズ拡大見込む

福斯潤滑油(中国) 執行総裁 呉楓 氏
潤滑油を製造販売するドイツのフックス・ペトロルブの現地法人、福斯潤滑油(中国)(TEL=021-6917-7464)が今年9月、上海市嘉定区に新工場を稼動する。上海、遼寧省営口、安徽省合肥にある3工場の総生産量を越える10万kℓの生産能力を持ち、高性能潤滑油の生産を約2倍に拡大する。特殊潤滑油へのニーズ拡大を見込み、今年は前年同期比約15%増となる10億元の売り上げを目指す。執行総裁の呉楓氏に話を聞いた。

―フックスは1931年、ドイツのマンハイムに会社設立した独立系潤滑剤メーカーの最大手企業だ。「Local Produce,LocalSupply,Local Service」を原則としており、中国へは88年に進出した。
「当社は現在、上海、遼寧省営口、安徽省合肥の3カ所に生産拠点を構え、全国に販売事務所20カ所と販売代理店約300社を抱えている。総生産量は年7−8万kℓに達する。グループ全体では約7000種類に及ぶ潤滑油を製造販売しているが、中国で生産しているのは約300種類。販売の割り合いは自動車用潤滑油が半分で、工業用と鉱山用で残りの半分を占める。自動車用エンジンオイルはギヤオイルなど各種オイルを提供している。小売りのほかに、フォルクスワーゲンなどの大手自動車メーカー向けにOEM生産も行っている。工業用は各種切削用の潤滑液から設備用、塑性加工用、熱処理用のオイルのほか、グリースや洗浄剤、防錆剤まで幅広い」

―中国の潤滑油市場の現状は。
「中国市場は米国に次ぐ世界第2位の規模で、年間で500万kℓを消費している。だが、1人当たりの消費量では未だ国際的な水準より低く、潜在的なニーズは高いといえる。中国石油天然気集団と中国石油化工股份の国営企業2社が市場シェアの60%を占めている。外資系は当社を含め約40社が進出しているが、合わせて20%程度のシェアを占めるに過ぎない。市場は今後も年率6―7%のペースで成長を続け、2020年には現在の倍の規模となり、米国に追い付くものと見られている。また、世界の潤滑油業界は中小企業の淘汰と合併が進んでおり、現在、約1400社あるメーカーは最終的に500社程度へと再編することになるだろう」

―今年9月、現在の工場に近い上海市嘉定区に敷地面積4万平米の新工場を稼動させる。その狙いは。
「高性能潤滑油へのニーズが今後、さらに高まるものと見込んでいるためだ。新工場の総生産能力は年10万kℓで、稼動開始時は年4万kℓの生産が可能。上海の旧工場は閉鎖するが、新工場がフル稼働すれば、3工場の総生産量は現在の倍の年14−15万kℓにまで拡大することになる」

―今年は前年同期比約15%増となる10億元の売り上げを目指す。今後の営業展開のポイントは。
「ユーザーとのコミュニケーションを密にすることが重要だ。ユーザーのニーズは使用する地域の気候条件、製品の材料や加工方法、保管場所などによって大きく異なる。ユーザーの多様なニーズを汲み取り、対応できるようにしていきたい。また、アジア太平洋地区の研究開発センターとして、製品開発も合わせて進めていく。コストダウンに繋がる製品寿命の長い製品や防錆性能などでより優れた高性能製品、植物油を使用した環境にやさしい製品の現地生産も必要になる。現在は欧米系や現地企業のユーザーがほとんどだが、今後は性能やサービスなどをアピールしながら日系市場へのくい込みも図っていきたい」
情報提供: BiZpresso Vol.49 7月15日発行
2008/07/28 更新
製造 中国 一覧
  1 | 2 | 3 |  次の30件 |  最後の30件 |   総計ページ 3
もっと見る


中国ビジネストピックス
巻頭インタビュー
業界インタビュー
中国業界人記事
ビジネスイベント
コンサルティング 中国
IT 中国
製造 中国
物流 中国
マーケティング 中国
Campany Review 中国
飲食 中国
ビジネス連載