製造 中国
〜外資、ローカルの競争が激化〜
■ 市場概況
全世界においてノートパソコンの約8割近くを製造しているといわれる中国。市場の牽引役は出荷台数の大半を占める輸出である。しかしながら加工輸出に関しては、今後大幅な成長は期待できない。人件費高騰、人民元高、輸出優遇政策の変化など、いわゆるチャイナリスクによりベトナムなどへ工場を実際に移転済み、また移転を検討するメーカも増えている。代わって注目されるのが国内市場である。国内販売に関しては、06年、前年同期比47%増の500万台に、07年には同41.2%増の706万台に達した見込みであり、輸出と異なり急速に成長している市場であるといえよう。全体の出荷台数に占める国内販売台数の占有率はわずかではあるが、毎年増加している。05年は7.5%、06年は8.7%、07年は10.5%となっており、この傾向が続くことは間違いない。一方、国内販売額は06年、前年同期比33.7%増の397億元、07年には同28.7%増の511億元に達したと推測される。各メーカ間の価格競争が繰り広げられた結果、製品価格が下落していることは確かである。しかしながら一般市民の手に届く製品になった結果、今後とも市場規模は堅調に拡大していくと思われる。
■ 競争環境
ノートパソコン市場において、最も高いシェアを占めている中国メーカのLENOVO。06年のシェアは33.2%であったが、07年には21.5%に減少したと推測される(ThinkPadを含む)。逆に、第2位のシェアを占める外資メーカのHPは06年の12.9%から、07年には20.3%にシェアを増加させ、トップのLENOVOに迫る勢いである。続いて注目されるのが、中国メーカのASUS。06年のシェアは8.5%にすぎなかったが、07年には17.5%へと増加。DELLを抜き去り、トップを窺う位置にいる。外資とローカルが激しい競争を繰り広げている中国ノートパソコン市場。一般市民への製品普及に伴い、さらに競争は激化すると予測される。
全世界においてノートパソコンの約8割近くを製造しているといわれる中国。市場の牽引役は出荷台数の大半を占める輸出である。しかしながら加工輸出に関しては、今後大幅な成長は期待できない。人件費高騰、人民元高、輸出優遇政策の変化など、いわゆるチャイナリスクによりベトナムなどへ工場を実際に移転済み、また移転を検討するメーカも増えている。代わって注目されるのが国内市場である。国内販売に関しては、06年、前年同期比47%増の500万台に、07年には同41.2%増の706万台に達した見込みであり、輸出と異なり急速に成長している市場であるといえよう。全体の出荷台数に占める国内販売台数の占有率はわずかではあるが、毎年増加している。05年は7.5%、06年は8.7%、07年は10.5%となっており、この傾向が続くことは間違いない。一方、国内販売額は06年、前年同期比33.7%増の397億元、07年には同28.7%増の511億元に達したと推測される。各メーカ間の価格競争が繰り広げられた結果、製品価格が下落していることは確かである。しかしながら一般市民の手に届く製品になった結果、今後とも市場規模は堅調に拡大していくと思われる。
■ 競争環境
ノートパソコン市場において、最も高いシェアを占めている中国メーカのLENOVO。06年のシェアは33.2%であったが、07年には21.5%に減少したと推測される(ThinkPadを含む)。逆に、第2位のシェアを占める外資メーカのHPは06年の12.9%から、07年には20.3%にシェアを増加させ、トップのLENOVOに迫る勢いである。続いて注目されるのが、中国メーカのASUS。06年のシェアは8.5%にすぎなかったが、07年には17.5%へと増加。DELLを抜き去り、トップを窺う位置にいる。外資とローカルが激しい競争を繰り広げている中国ノートパソコン市場。一般市民への製品普及に伴い、さらに競争は激化すると予測される。
■ 今後の展望
低価格化が進むノートパソコン。LENOVOは07年上半期、3999元の超低価格ノートパソコン発売し、注目された。各社も相次いで低価格PCを発売しており、低価格PCの競争が始まっている。その結果、デスクトップPCからの買換え需要も多く見込まれている。また、PCの低価格化に伴う一般市民への普及に伴い、今後はビジネスユースだけではなく、ホームユース向けが注目される。中国のインターネットユーザー増加と共に、ノートパソコンに対するニーズもさらに高まっていくことは間違いない。(終わり)
低価格化が進むノートパソコン。LENOVOは07年上半期、3999元の超低価格ノートパソコン発売し、注目された。各社も相次いで低価格PCを発売しており、低価格PCの競争が始まっている。その結果、デスクトップPCからの買換え需要も多く見込まれている。また、PCの低価格化に伴う一般市民への普及に伴い、今後はビジネスユースだけではなく、ホームユース向けが注目される。中国のインターネットユーザー増加と共に、ノートパソコンに対するニーズもさらに高まっていくことは間違いない。(終わり)
情報提供:
BiZpresso Vol.45 5月20日発行
BiZpresso Vol.45 5月20日発行2008/06/17 更新
岩崎剛人 氏 矢野経済信息諮詢(上海) 董事・総経理
プロフィール…JTにて新規ビジネスの事業展開を手掛けた後、矢野経済研究所に入社。04年6月より上海に赴任し、上海代表処を設立。07年3月に矢野経済信息諮詢(上海)を設立し、董事・総経理に就任。
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