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製造 中国
中国エレクトロニクス市場概況(4):中国 デジタルカメラ市場
〜日系ブランドが強さを発揮している市場〜
■ 市場概況
インターネット利用者数が2億人を超えたといわれている中国。その影響を受け、デジタルカメラ市場は拡大してきた。05年の急速な成長を経て、06年、発展レベルは既に安定期に入ったとも考えられるが、市場規模は未だ堅調な伸びを示している。販売台数では06年に前年同期比42.2%増の640万台、07年には同30.8%増の837万台に達したと見込まれている。販売額では06年、同37.8%増の141.2億元に、07年には同35.5%増の191.3億元に達したと見込まれている。
価格動向を考察すると、1台当たりの価格は04年から07年の4年間において、2200元程度を保持しており、現在でも主流の価格帯である。画素数の増加、その他性能の向上によりコストは上がっていくものの、メーカ間の競争激化、新製品投入サイクルの短さにより全体的な価格はそれ程下がっていない。
07年の市場特徴としては、入門者向けデジタル一眼レフの急速な成長が挙げられる。コンパクトデジタルカメラで各メーカが競争を繰り広げているデジタルカメラ市場。元来、デジタル一眼レフ市場はCanon、Nikonの2大メーカが独占していたが、その他メーカも開発を強化し、市場に新製品を投入した。同製品は利益幅が大きく、単価も高いため、各メーカにとっては魅力ある製品になっているといえよう。
■ 競争環境
中国市場でトップシェアを占めているのがCanon。07年は33.0%を占めたと推測され、06年と比較しても占有率は高まっていると思われる。続いてSONYが20.5%を占めており、2社の合計シェアは半分以上となっている。続いてNikonとSAMSUNGが10.0%、Panasonicが5.2%となっており、トップ5社での占有率は8割近くになっている。今後も日系メーカがメインプレイヤーとして立場を維持し続けると思われ、中国系メーカは苦しい戦いを強いられるであろう。

■ 今後の展望
08年、デジタルカメラの成長率は07年と比較すると下がる可能性はあるものの、販売台数は1000万台を超え、販売額においても230億元に達すると見込まれており、20%近い成長率を維持するであろう。
前述したデジタル一眼レフは特に大きく成長する可能性を秘めており、メーカ各社の競争も激化していくものと思われる。しかしながら同製品は高価であることもあり、一般市民の購買力を考えとメイン製品になることはない。現段階においてはコンパクトデジタルカメラが市場を牽引していくことは間違いないであろう。沿岸部都市において未だデジタルカメラを所有していない家庭のニーズ、既に所有している家庭で2台目としてのニーズ、買換え需要、そして内陸部都市への普及が進み、同市場は堅調に推移していくと思われる。
情報提供: BiZpresso Vol.44 5月6日発行
2008/06/17 更新
岩崎剛人 氏 矢野経済信息諮詢(上海) 董事・総経理
プロフィール…JTにて新規ビジネスの事業展開を手掛けた後、矢野経済研究所に入社。04年6月より上海に赴任し、上海代表処を設立。07年3月に矢野経済信息諮詢(上海)を設立し、董事・総経理に就任。
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