製造 中国
マテハン装置の製造を支援技術者育成し世界標準目指す

技術支援、技術者派遣のティーネットジャパンの現地法人、技連通(上海)国際貿易(TEL=021-5062-0112)は、この2月からマテハン装置(material handling system)の製造支援事業に集中を図り、本格的な技術者育成に乗り出した。品質レベルの底上げを図りながら日本本社からの受注を増やし、数年後に年間3億円の売り上げを目指している。董事総経理の高橋寿光
氏に、事業戦略や中長期計画を聞いた。
氏に、事業戦略や中長期計画を聞いた。
―ティーネットジャパンは国土交通省を中心とする土木関係の発注者支援業務や、大手家電、自動車メーカーへの3 D- CA Dの技術者派遣、システム開発を手がけるSE、PGの派遣、火力発電所のマテハン装置の設計製造などを事業としている。中国では提携工場で、マテハン関係のコンベア類などを製造しているが、御社はその支援を行う。
05年3月の設立後、マテハン装置の製造支援のほかに、3D-CADの技術者派遣などを手がけてきた。この2月より、事業の選択と集中を図り、マテハン装置の製造支援を主力事業にする方針に切り替えている。火力発電の燃料には、石炭やバイオマス、廃タイヤ等があるが、それらをボイラーまで供給する搬送装置一式がマテハンである。中国では鋼材が現地調達できるなどのメリットもあり、主にコンベヤ類をパートナー工場で製造している。当社では、これら工場に技術者を常駐させ、品質管理をしている。また、装置の詳細設計や客先(プラントメーカー)立会検査も行う」
―ティーネットジャパンのマテハン装置は、日本のほか、オーストラリア、ルーマニア、フィリピン、中国の火力発電所に導入されている。
「中国では、上海の外高橋発電所と台中の発電所で実績がある。原油価格の高騰で、日本では石炭を燃料とする火力発電所が新設されているが、マテハン装置についてはまずわれわれに声がかかるほど、業界で厚い信頼を得ている。当社が中国で発電所案件を開拓していくことも考えられるが、回収リスクなどがあるため、積極化するつもりはない。当分は、パートナー工場の品質レベルを高めることで信頼を得て、日本本社からの受注を増やしたい。2年から4年後に、年3億円の売り上げを目指している」
―今後の中国事業の成否の鍵を握るのが、技術者の育成だ。どのように取り組むのか。
「技術者の募集を本格化させている。特殊な分野のため、なかなか経験者が見つからずOJ Tによる育成が基本となる。日本人と中国人ではモノづくりの感覚が違うため、育成には時間がかかるとみている。日本では2年かかるものが、中国では3年かかるかもしれない。日本人でも鉄構造物や機械設計の経験があれば、年齢を問わず採用していきたい。現在、技術者は7名だが、先々に50名体制にするのが目標だ」
―高品質のマテハン装置を製造し、それらを世界に導入していくことを目指している。また、自動車メーカーへの技術者派遣も視野に入れている。
「当分は技術者育成に取り組み、マテハン装置の品質レベルを高めていく。技術力の向上に合わせ、詳細設計だけでなく、基本設計など上流工程も任されるようになりたい。われわれの支援の下、パートナー工場で世界標準の製品が製造され、それらが世界各地の施設に導入されるのが目標だ。また、マテハン装置の支援事業が軌道に乗った後、3D-CADの技術者派遣の事業も手がけていきたい。日系自動車メーカーの中にも、設計開発部門を中国に新設する動きが出てきた。将来、当社の技術者派遣事業が、中国でも必要とされると確信している」
05年3月の設立後、マテハン装置の製造支援のほかに、3D-CADの技術者派遣などを手がけてきた。この2月より、事業の選択と集中を図り、マテハン装置の製造支援を主力事業にする方針に切り替えている。火力発電の燃料には、石炭やバイオマス、廃タイヤ等があるが、それらをボイラーまで供給する搬送装置一式がマテハンである。中国では鋼材が現地調達できるなどのメリットもあり、主にコンベヤ類をパートナー工場で製造している。当社では、これら工場に技術者を常駐させ、品質管理をしている。また、装置の詳細設計や客先(プラントメーカー)立会検査も行う」
―ティーネットジャパンのマテハン装置は、日本のほか、オーストラリア、ルーマニア、フィリピン、中国の火力発電所に導入されている。
「中国では、上海の外高橋発電所と台中の発電所で実績がある。原油価格の高騰で、日本では石炭を燃料とする火力発電所が新設されているが、マテハン装置についてはまずわれわれに声がかかるほど、業界で厚い信頼を得ている。当社が中国で発電所案件を開拓していくことも考えられるが、回収リスクなどがあるため、積極化するつもりはない。当分は、パートナー工場の品質レベルを高めることで信頼を得て、日本本社からの受注を増やしたい。2年から4年後に、年3億円の売り上げを目指している」
―今後の中国事業の成否の鍵を握るのが、技術者の育成だ。どのように取り組むのか。
「技術者の募集を本格化させている。特殊な分野のため、なかなか経験者が見つからずOJ Tによる育成が基本となる。日本人と中国人ではモノづくりの感覚が違うため、育成には時間がかかるとみている。日本では2年かかるものが、中国では3年かかるかもしれない。日本人でも鉄構造物や機械設計の経験があれば、年齢を問わず採用していきたい。現在、技術者は7名だが、先々に50名体制にするのが目標だ」
―高品質のマテハン装置を製造し、それらを世界に導入していくことを目指している。また、自動車メーカーへの技術者派遣も視野に入れている。
「当分は技術者育成に取り組み、マテハン装置の品質レベルを高めていく。技術力の向上に合わせ、詳細設計だけでなく、基本設計など上流工程も任されるようになりたい。われわれの支援の下、パートナー工場で世界標準の製品が製造され、それらが世界各地の施設に導入されるのが目標だ。また、マテハン装置の支援事業が軌道に乗った後、3D-CADの技術者派遣の事業も手がけていきたい。日系自動車メーカーの中にも、設計開発部門を中国に新設する動きが出てきた。将来、当社の技術者派遣事業が、中国でも必要とされると確信している」
情報提供:
BiZpresso Vol.44 5月6日発行
BiZpresso Vol.44 5月6日発行2008/06/16 更新
製造 中国 一覧










