製造 中国
〜ハードディスク搭載型ビデオカメラの時代へ〜
■ 市場概況
中国における急速なパソコンの普及とインターネット加入者数の増加に伴い、人気商品となったデジタルビデオカメラ。デジタルカメラに比べ、一般家庭への普及度合いは未だ低いものの、中国国内における市場規模は拡大している模様である。
販売台数では、06年が前年同期比11.4%増の120万台、07年には同16.7%増の144万台に達したと見込まれている。販売額では、06年が同3.4%の46.9億元に、07年には同10%増の 52.1億元に達したと推測され、販売単価は下落しているものの、堅調な伸びを示している。
市場拡大の牽引役を果たしたのは、一般市民の可処分所得増大はもちろんのこと、製品の需要動向の変化である。従来の主役であったテープ型デジタルビデオカメラ。現在でも販売はされているものの、市場縮小は否めない。それに 代わって人気が高まっているのがハードディスク 搭載型ビデオカメラである。DVD、SDメモリーカード、メモリースティックなどの記録媒体に録画できるタイプも市場に投入され、07年の注目商品となった。静止画像で600万画素の撮影が可能な商品、また手振れ補正機能、顔面認識 機能搭載の製品も出てきている。
■ 競争環境
中国において圧倒的な強さを誇るのが SONYである。豊富な商品ラインナップ、圧倒的な市場競争力で他ブランドを圧倒している。07 年の市場シェアは06年に引き続き、全体の約半分のシェアを占め、市場占有率は50.5%になったと見られている。
続くのがPanasonicであり07年の市場シェアは22.5%を占めた模様である。3位以下は J VC(9. 0%)、S AMSUNG(6. 5%)、CANON(3.0%)の順となっており、外国メーカ5社で9割以上のシェアを占めている状況である。4位のSAMSUNGを除き日系企業4社がひしめく中国 ビデオカメラ市場。日本のエレクトロニクス製品 が圧倒的な競争力を誇る市場といえよう。
■ 今後の展望
一般家庭への普及が進むデジタルビデオカメラ。今後とも堅調な市場拡大が予想される。08年、従来のテープ型は淘汰され、本格的にハードディスク搭載型ビデオカメラの時代に入るであろう。また、本来の目的である動画撮影だけではなく、高解像度の写真撮影が可能となる製品が今後の主流となってくると思われる。
可処分所得が増加し、多くの富裕層が生まれている中国の沿岸都市。しかしながら、一般消費者にとって、ハードディスク搭載型ビデオカメラは高価であり、未だ手が出ないのが現状である。技術革新が進み、普及型製品が出てくることが、市場拡大に欠かせない要素であろう。
中国における急速なパソコンの普及とインターネット加入者数の増加に伴い、人気商品となったデジタルビデオカメラ。デジタルカメラに比べ、一般家庭への普及度合いは未だ低いものの、中国国内における市場規模は拡大している模様である。
販売台数では、06年が前年同期比11.4%増の120万台、07年には同16.7%増の144万台に達したと見込まれている。販売額では、06年が同3.4%の46.9億元に、07年には同10%増の 52.1億元に達したと推測され、販売単価は下落しているものの、堅調な伸びを示している。
市場拡大の牽引役を果たしたのは、一般市民の可処分所得増大はもちろんのこと、製品の需要動向の変化である。従来の主役であったテープ型デジタルビデオカメラ。現在でも販売はされているものの、市場縮小は否めない。それに 代わって人気が高まっているのがハードディスク 搭載型ビデオカメラである。DVD、SDメモリーカード、メモリースティックなどの記録媒体に録画できるタイプも市場に投入され、07年の注目商品となった。静止画像で600万画素の撮影が可能な商品、また手振れ補正機能、顔面認識 機能搭載の製品も出てきている。
■ 競争環境
中国において圧倒的な強さを誇るのが SONYである。豊富な商品ラインナップ、圧倒的な市場競争力で他ブランドを圧倒している。07 年の市場シェアは06年に引き続き、全体の約半分のシェアを占め、市場占有率は50.5%になったと見られている。
続くのがPanasonicであり07年の市場シェアは22.5%を占めた模様である。3位以下は J VC(9. 0%)、S AMSUNG(6. 5%)、CANON(3.0%)の順となっており、外国メーカ5社で9割以上のシェアを占めている状況である。4位のSAMSUNGを除き日系企業4社がひしめく中国 ビデオカメラ市場。日本のエレクトロニクス製品 が圧倒的な競争力を誇る市場といえよう。
■ 今後の展望
一般家庭への普及が進むデジタルビデオカメラ。今後とも堅調な市場拡大が予想される。08年、従来のテープ型は淘汰され、本格的にハードディスク搭載型ビデオカメラの時代に入るであろう。また、本来の目的である動画撮影だけではなく、高解像度の写真撮影が可能となる製品が今後の主流となってくると思われる。
可処分所得が増加し、多くの富裕層が生まれている中国の沿岸都市。しかしながら、一般消費者にとって、ハードディスク搭載型ビデオカメラは高価であり、未だ手が出ないのが現状である。技術革新が進み、普及型製品が出てくることが、市場拡大に欠かせない要素であろう。
前回までの「中国エレクトロニクス市場概況」
中国エレクトロニクス市場概況(3):中国インクジェットプリンター市場
中国エレクトロニクス市場概況(2):中国 PCサーバー市場
中国エレクトロニクス市場概況(1):スキャナー市場
中国エレクトロニクス市場概況(3):中国インクジェットプリンター市場
中国エレクトロニクス市場概況(2):中国 PCサーバー市場
中国エレクトロニクス市場概況(1):スキャナー市場
情報提供:
2008/06/16 更新
岩崎剛人 氏 矢野経済信息諮詢(上海) 董事・総経理
プロフィール…JTにて新規ビジネスの事業展開を手掛けた後、矢野経済研究所に入社。04年6月より上海に赴任し、上海代表処を設立。07年3月に矢野経済信息諮詢(上海)を設立し、董事・総経理に就任。
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