製造 中国
〜大手3社の寡占化が進む〜
■ 市場概況
中国のプリンター市場において、インクジェット プリンターの販売量はレーザープリンターの販売 量に対して02年は3.3倍であったが、07年には1.2倍にまで低下した。元来、棲み分けが出来て いたインクジェットプリンターとレーザープリンター。 しかしながら、レーザープリンターは販売価格低 下に伴い、インクジェットプリンターにとって競合商 品となった。またレーザープリンターは、さらなる高速化、高品質化によりビジネスユーザーの支持を集めていることが原因の1つといえる。
しかしながらインクジェットプリンターの市場規模は、伸び率は鈍化しているものの成長を続けている。販売台数は、06年に前年同期比13.5% の546万台、07年には同9.5%の598万台を達し たと見込まれている。08年には600万台を超える ことは間違いないであろう。販売金額では06年 に前年同期比7.77%増の72.39億元、07年に は同3.3%増の74.78億元に達した模様である。 元来はホームユーザー向けが主力であるイン クジェットプリンター。多機能化、高性能化が進み、需要が高まったことが市場規模の堅調な拡 大につながったといえる。また、ローエンド製品である単機能プリンターとPCとのセット販売が、一般家庭へのインクジェットプリンター普及を助長し たことも市場規模拡大の要因になったといえよう。
■ 競争環境
中国におけるインクジェットプリンターの3大企業はHP、EPSON、CANONであり、07年には3社で74.5%を占める結果となった。HPのシェアは 34.5%でトップに位置しており、EPSONが25%、 CANONが15%と続いている。06年の各社のシェアはHP33.5%、EPSON21.9%、CANON14.7% で3社合計のシェアは70.1%。各社ともにシェアを伸ばしており、3社による寡占化は強まっていることが窺える。第二陣営としてLENOVO 、 LEXMARKが位置しているが、これら2社が3大 企業に追いつくには時間がかかると推測される。 さらなる研究開発が必要になるであろう。
■ 今後の展望
中国のインクジェットプリンター市場は既に成 熟期に入っており、ここ数年は年平均3―4%の成 長速度を保つと予測される。今後の成長のポイ ントの1つとしては、ビジネス用インクジェットプリン ターの普及が挙げられる。元来、レーザープリンター、複合機が使用されていたビジネス市場。しかしながら、07年、各社が相次いでビジネス用新製品を市場へ導入したことによって、ビジネス用プリンター市場が細分化された。 「印刷速度の速さ」「大量印刷」「印刷対応 媒体の多さ」などを特徴にもつビジネス用インクジェットプリンター。ユーザーのニーズを捉えた上 で商品開発を行い、ビジネス用市場を開拓していくことが、低価格化が進むレーザープリンターの普及に対抗していくことにつながっていくと思われる
中国のプリンター市場において、インクジェット プリンターの販売量はレーザープリンターの販売 量に対して02年は3.3倍であったが、07年には1.2倍にまで低下した。元来、棲み分けが出来て いたインクジェットプリンターとレーザープリンター。 しかしながら、レーザープリンターは販売価格低 下に伴い、インクジェットプリンターにとって競合商 品となった。またレーザープリンターは、さらなる高速化、高品質化によりビジネスユーザーの支持を集めていることが原因の1つといえる。
しかしながらインクジェットプリンターの市場規模は、伸び率は鈍化しているものの成長を続けている。販売台数は、06年に前年同期比13.5% の546万台、07年には同9.5%の598万台を達し たと見込まれている。08年には600万台を超える ことは間違いないであろう。販売金額では06年 に前年同期比7.77%増の72.39億元、07年に は同3.3%増の74.78億元に達した模様である。 元来はホームユーザー向けが主力であるイン クジェットプリンター。多機能化、高性能化が進み、需要が高まったことが市場規模の堅調な拡 大につながったといえる。また、ローエンド製品である単機能プリンターとPCとのセット販売が、一般家庭へのインクジェットプリンター普及を助長し たことも市場規模拡大の要因になったといえよう。
■ 競争環境
中国におけるインクジェットプリンターの3大企業はHP、EPSON、CANONであり、07年には3社で74.5%を占める結果となった。HPのシェアは 34.5%でトップに位置しており、EPSONが25%、 CANONが15%と続いている。06年の各社のシェアはHP33.5%、EPSON21.9%、CANON14.7% で3社合計のシェアは70.1%。各社ともにシェアを伸ばしており、3社による寡占化は強まっていることが窺える。第二陣営としてLENOVO 、 LEXMARKが位置しているが、これら2社が3大 企業に追いつくには時間がかかると推測される。 さらなる研究開発が必要になるであろう。
■ 今後の展望
中国のインクジェットプリンター市場は既に成 熟期に入っており、ここ数年は年平均3―4%の成 長速度を保つと予測される。今後の成長のポイ ントの1つとしては、ビジネス用インクジェットプリン ターの普及が挙げられる。元来、レーザープリンター、複合機が使用されていたビジネス市場。しかしながら、07年、各社が相次いでビジネス用新製品を市場へ導入したことによって、ビジネス用プリンター市場が細分化された。 「印刷速度の速さ」「大量印刷」「印刷対応 媒体の多さ」などを特徴にもつビジネス用インクジェットプリンター。ユーザーのニーズを捉えた上 で商品開発を行い、ビジネス用市場を開拓していくことが、低価格化が進むレーザープリンターの普及に対抗していくことにつながっていくと思われる
情報提供:
2008/04/17 更新
岩崎剛人 氏 矢野経済信息諮詢(上海) 董事・総経理
プロフィール…JTにて新規ビジネスの事業展開を手掛けた後、矢野経済研究所に入社。04年6月より上海に赴任し、上海代表処を設立。07年3月に矢野経済信息諮詢(上海)を設立し、董事・総経理に就任。
製造 中国 一覧









