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アドウェイズ清水のわかりやすい中国ネット広告 第9回『格差あればビジネスあり』

上海政府の付費通(www.shf ft.com)
「いったい何時にコンビニいけば電気代払えるの…」「電話が来ないと思ったら通話料が切れてた…」なんてこと、たまにありますよね。03年に上海政府が開始した付費通(www.shf ft.com)というサイト上でささっと支払うことができます。電気、水道、ガス代はもちろん、携帯通話料、有線テレビ代、ネット代、交通罰金まで支払いができます。やり方は簡単、まずユーザー登録をして、請求書番号を入力し、引き落とし銀行口座を入力すれば支払い完了です(右図参照)。
利用ユーザー数は150万人以上います。またサイトの性質上、ネットでの決済をすすんで行うインターネット上級ユーザーばかりなので、広告媒体としての価値が非常に高いです。銀行、証券、保険などの金融系はもちろん、富裕層をターゲットとした広告主にも人気があります。また定期的にDMを配信しています。JPモルガンのDMは、クリック率は56%超、申込率は8%に達したそうです。他にも、IT製品メーカー、中古車販売会社、保険会社、通販会社、人材紹介会社などが広告を出稿しています。
こういったサイトが盛んになる一方、まだまだ中国ではネットで決済をしたことがない人や、そもそもネットでモノを買ったことがない人のほうが多いです。ただ、こういう人たちも、ネットで売られているモノを実はオフラインで買っています。ひとつのモノを複数(または複数人で)購入することで安くなる、ネットの「団購」サービスを利用して、1人で10個も20個も同じモノを買い、それを他の人に売っている人たちが数多くいます。ネットでモノを買ったことがない人も、こういう人たちからネットで売られているモノを買っているのです。
例外はありますが、だいたいのモノはネットで買うほうが安いです。中国でもアマゾン・ドットコムや当当网などのBtoCサイトが相当の売り上げをあげていますが、「団購」による売り上げが想像以上の割合を占めています。利便性を追求するビジネスもあれば、ネット格差の大きい中国では特に、そのギャップを埋めるビジネスチャンスが転がっているように思います。
情報提供: BiZpresso Vol.47 6月17日発行
2008/06/24 更新
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