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消費者マーケットを読む(最終回):北京オリンピック開催に伴う環境保護産業の今後(2)
今回は北京オリンピック開催に伴う環境保護産業の主要事業および潜在力のある事業について考えてみたい。

1 主要な事業分野
オリンピック関連の環境保護関連産業の主要製品、サービス提供分野は以下の通りである。
(1)環境整備
市の環境改善のため、北京市政府は巨費を投じて都市環境の整備を行う計画である(大気汚染、汚水処理、風塵防除、騒音防除、固体廃棄物処理など)。
(2)環境保護材料
(3)環境保護エネルギー
市政府は都市エネルギーの主要エネルギーを石炭から“低排出型”燃料もしくはクリーンエネルギーに転換。オリンピック設備はできる限りソーラーエネルギー、風力、地熱などを利用する。
(4)省エネルギー建築
(5)都市庭園緑化
“北京のグリーン化”を目標に、市政府は都市緑化率40%以上という具体的指標を設定している。
(6)環境保護設備市政府は使用する設備が環境保護基準に適合するよう厳しく規定。環境整備、即ち汚水処理、ゴミ処理などの設備メーカーには大きなビジネスチャンスになる。
2 主要事業分野の市場規模
主要事業分野における03 年から08年における投資の市場規模は以下の通り。

主要事業分野
市場規模
環境整備
450億元
環境保護材料
200億元
環境保護エネルギー
180億元
省エネルギー建築
110億元
都市庭園緑化
80億元
環境保護設
60億元
その他
120億元


3 潜在力のある事業分野実例
(1)エコエネルギー
オリンピック開催までに北京市は50億?uの天然ガスを導入。市街区域にある20t以下の全ての石炭ボイラー、工業用石炭を天然ガス利用へ転換し、ばい煙による大気汚染を減少させる。08年までに、公共バスの90%、タクシーや清掃車、郵便車の全てにクリーン燃料を使用させる。
(2)環境保護材料
オリンピック開催期間中、食器類の使い捨ては1000万人分になると予想。しかし、現在、北京で使用されている使い捨ての食器類で衛生環境保護の基準を満たしているものは、わずか30%しかない。
4 ポテンシャルのある事業分野の将来分析
オリンピック開催前後、エコエネルギーと環境保護材料は主要な収益になる。市政府はその機会を利用し、エコエネルギーと環境保護材料の普及を進め、都市エネルギーの構造変更、有害物質を含む材料の使用削減を図る長期計画を策定。そのため今後、関連産業の発展が予想されている。(終わり)
情報出典:北京市環境保護局2007年第6期環境通告(内部資料)



前回までの「消費者マーケットを読む」
消費者マーケットを読む:北京オリンピック開催に伴う環境保護産業の今後(1)
消費者マーケットを読む:オリンピック開催が与える影響(2)―小売関連業界―
消費者マーケットを読む:オリンピック開催が与える影響(1)
情報提供: BiZpresso Vol.35 12月18日発行
2007/12/19 更新
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