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日本語即戦力人材の育成を目指して(3):上海賢明外国語専修学校
現場を想定し授業 使えるビジネス会話の修得へ

「自立した社会人として、自身で道を切り開いてもらいたい」と語る教務主任の大江慎一氏
「即戦力人材の育成を目指す日本語学校の上海賢明外国語専修学校(TEL=021-6840-7462)は中国の日系企業で働く場面を想定した会話クラスで、ビジネス現場で使える日本語を教えている。日系企業の総経理を招いた特別講座などを通じ、仕事の進め方や社会人としてのマナーも指導。教務主任の大江慎一氏は「自分で判断、行動ができる自立した1人の社会人として、自分自身で道を切り開いてもらいたい」と語る。

基本カリキュラムは中国人教師が担当する文法クラスと日本人教師が担当する会話クラスに分かれる。1日にそれぞれ4コマずつ、計8コマをこなし、4年制大学における日本語授業の総数に匹敵する1920コマを48週間で終了する。

会話クラスはロールプレイを交えながら進める。日本から顧客が来た時の挨拶の仕方や日本人社員に対するコピー機の使用説明、接待の席での料理の解説など、実際に日系企業で働く場面を想定。ビジネス現場のTPOに合わせて使用する言葉を学べるようにしている。

生徒の文法的な間違いを正すのも大事だが、より重要なのは相手に不快感を与えたり、誤解を引き起こさないような言葉を指導すること。日本人が聞いておかしいと思う言葉を修正し、上司や顧客に失礼とならないような表現を教えている。

48週間で4年制大学に匹敵する1920コマを終了する
日系企業の総経理を招く特別講座は工場実習前の3カ月間に毎週、開催する。日系企業の製造現場でどのような人材が好まれているのかをテーマに通訳なしで講演。“報・連・相”や5S活動、人の話の聞き方、工場現場で必要とされる管理とは何かなど、ビジネスの基本を説明する。生徒は熱心にメモを取り、講義した総経理からも好評を得ているという。

常勤の日本人教師は9月の新学期開校に合わせ、12名まで増員した。非常勤講師も30名が在籍。教師は自身の言動が生の日本語教材となっていることを意識し、ネクタイを着用して生活マナーを守り、日本が誤解されないように注意を払っている。

また、社会人の先輩として、社会経験の少ない生徒たちに社会人としてのあるべき行動も教え込む。講師の浅田朋子さんは「問題に立ち向かう姿勢や相手を尊重し協力する姿勢を養ってもらいたい」と語る。
情報提供: BiZpresso Vol.51 8月19日発行
2008/09/01 更新
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