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マーケティング 中国
中国における日系企業のPR活動 第6回:「信用の貯蓄」を意識して日頃からのPR活動を
皆さん、こんにちは。共同PRの堅田です。 中国で初めての3連休である清明節の休暇に「野球を見るためだけ」に一時帰国しました。悲しい結果を目にして、余計に疲れが増したような気もしますが。では、今回もPRについての話を進めさせていただきます。
前回、「企業の姿勢を知ってもらい『信用の貯蓄』を作ることが必要」だと書きました。今回は「信用の貯蓄」がどのように役に立つのか?ということについて考えてみたいと思います。少し「遠回り」しますが、お付き合いください。
PR活動、広報活動についての意識の高い企業の方と話をすると「んん・・・そうですね。 中国においては危機管理広報について考える必要がありますね」といわれることがあります。消費者問題などが発生した場合のメディアによる報道や単なる誤解から発生した報道被害・・・などに備え、中国でのPR活動においては「危機管理広報」を常日頃から意識しておくことは確かに必要です。
この「危機管理広報」が語られる場合(日本でもそうなのですが)、とかく「危機管理広報マニュアルの作成」や、実際に危機が発 生した場合のメディア対応などをシミュレーションする「危機管理広報メディアトレーニング」だけに焦点が当たりがちです。もちろん、そうした対策も必要ですが、それだけで十分だとはいえません。
むしろ、それより先にやっておくことが中国 における日系企業にはあるように思います。それが「信用の貯蓄」をつくるための活動、つまり日常時の情報発信活動であり、メディアとのリレーション活動なのです。日常的な メディアとのキャッチボールさえもしたことが ない人が、何の準備もなくいきなり「猛烈な1000本ノック」のような特訓を受けることは、あまり効率のいい練習とはいえないように思えます。
つまり、危機管理広報とはひとつの独立したプログラムではなく、日常の広報活動の延長線上にあるものなのです。「信用の貯蓄」を作ることを意識的に実行していれば、何か予期せぬ「リスク」が発生した場合であっても、これまで地道に貯めてきた「貯蓄」が減るだけなのです(もちろんリスクは起こらない方が良いですし、貯蓄は増え続けるのが理想です)。もし、貯蓄がない企業に「リスク」が発生してしまったら、それはもう取り返しのつかない事態になってしまいます。
日系企業にとって、中国は有利とはいえないメディア環境であるのはある意味仕方がないこと。だからこそ必要なのは「信用の貯蓄」を意識した日頃からの丁寧なPR活動なのです。そして、それが「まさかのリスク」に役に立つのです。

情報提供:
2008/05/13 更新
堅田勝伸 氏 共同拓信公関顧問(上海) 共同PRグループ 董事・副総経理

共同拓信公関顧問(上海) 共同PRグループ
[住所] 上海市西蔵中路585号新金橋広場6-A
[電話] 021-6359-7811
[E-mail] kprc@kprc.cn
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