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■ 岩崎稔写真展「街燈の下の北京」 |
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煌々と照らす太陽の光の下ではなく、うっすら照らす街燈の下だから見える風景や表情がある。北京在住の日本人カメラマン岩崎稔氏が、オレンジ色に光る「街燈の下の北京」を歩いて、今まで隠れていた音や色、喜怒哀楽を捉えた写真展。 |
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■ 中国の芸術品 篆刻 |
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700年ほど前に中国で起こった書道芸術の一つ、篆刻。その起源は、殷周秦漢にさかのぼる。篆書という古文字を用いて石印材に刻んで押したものを鑑賞する芸術だ。この芸術を、現代アートとして可能性を追求しているのが日本人書家の師村妙石氏。 |
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■ 蔵飾/チベット飾り |
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美しいチベット飾りはチベット自治区に源を発し、その土地から授かった神秘のパワーを持っているという。牛の骨、純銀、チベット銀、三色銅、メノウ、ターコイズ、蜜蝋、サンゴ、貝殻など、大自然から採れたものが主要な材料だ。中でもチベット天珠はヒマラヤ山脈の海抜4000m以上のところで採れるメノウで、神秘的かつ神聖なものとされている。極めて高いコレクター価値があり、治療効蔵飾/チベット飾り果のある磁気を帯びていることなど様々な理由から珍重されている。 |
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■ 中国の工芸品 京劇・隈取り |
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「オリエンタル・オペラ」
と称される京劇は中国の国粋であり、北京で生まれてこの名がつけられた。200年あまりの歴史を持ち、その始まりはいくつかの古来の地方劇、特に18世紀に中国南方地域で流行った地方劇「徽班」にまで遡る。1790年、初めて徽班が北京入りして皇帝の誕生祝いの宴席で舞台を披露し、そこから多くの徽班が相次いで北京公演を行うように
なった。元徽班は流動性京劇・隈取りが強く、他の演目や演出方法を吸収することにも長けており、北京に多くの地方劇が集まっていたことが、徽班の芸術性を速やかに高めていくことにつながったのだ。 |
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■ 中国の工芸品 唐三彩 |
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唐の時代に盛んに広まり、黄色・褐色・緑色を基本の釉(うわぐすり)としている陶器。それが人々の間で「唐三彩」と呼ばれるようになった。
低温で焼くのが特徴で、釉の中に異なる金属酸化物を加え、焼き工程を経て様々な色彩を形成する。
釉は濃淡が微妙に変化しながら、互いに混ざり合い、まだら模様を織りなす。
鮮やかな色彩が照り輝くさまに、華やかな芸術性唐三彩が顕れている。しかし、唐三彩は主に副葬用だったので、脆い上に防水性は低く、実用性は当時登場した青磁器や白磁器には及ばない。 |
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■ 大自然的経典―岩合光昭撮影展 |
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エプソンギャラリーが、新光天地の隣にニューオープンした華貿購物中心2階に移転。そのこけら落としとして、動物写真家・岩合光昭の写真展を開催。猫や犬などの身近な動物から野生動物まで、生命の輝きを捉えた写真の数々を堪能できる。 |
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■ 中国の工芸品 陶俑 |
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陶器は陶製の陶俑(人物と動物を含む)と器具の総称である。中国は古来より農耕文明の社会で、土地は人々が生活する基礎であり、特別な意味を持っていた。原始から人々は土をこねて人間や動物の形を作り出し、それを大地の魂と見なした。 |
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■ 中国の工芸品 扎染(絞り染) |
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扎染(絞り染)は、前回紹介した蝋染めの姉妹染色法で、布を束ねることによって部分的に染色を防止する。束ねられた部分は染色剤が除々に浸透するため色のグラデーションが生まれ、美しい図案を形成する。 |
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■ 中国の工芸品 蝋染め |
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古くは「蝋纈(ろうけつ)」
(纈は文様の付いた織物の意)と呼ばれる「蝋染め」
は、蝋を使って使って織物の上に模様を描いていく染色法。染料に浸しても蝋の付いているところは撥水作用で染色されないため、蝋を取り除いた後で描いた模様が現れる。 |
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■ 中国の工芸品 東巴(トンバ)文化 |
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納西(ナシ)族は、中国西北部の高原に暮らしていた 羌という古い遊牧民族の末裔。千年余り前、彼らは早くも自民族の象形文字を作り出し、それを用いて納西族の経典とされる『東巴経書』を記していた。 |
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■ 中国の工芸品 青銅器 |
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青銅は、赤銅と錫、鉛など他の元素との合金で、青灰色を呈することからこの名がつけられた。 1975年、中国甘粛省の東郷林家馬家窯文化遺跡から発見された青銅刀は、中国で見つかった青銅器の中では最古(紀元前3千年ごろ)、原始社会から青銅器時代へ入ったころのもので、そこから16世紀の長きにわたり、煌びやかな青銅文明が繰り広げられた。 |
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■ 中国の工芸品 皮影(皮影絵) |
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皮影絵は中国の民間で広まった芸術形式のひとつで、光を利用して様々な人物や動物の形を映し出し、音楽や歌の節に合わせて物語を演じ、見る者を魅了する。この皮影絵がいかにして生まれたかについては明確な記録は残っていないが、二つの必要条件と切り離すことはできない。ひとつは光学原理の応用、もうひとつは彫刻技術の発展だ。
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■ 中国の工芸品 中国の木偶(木彫り人形) |
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中国の木偶(木彫り人形)
の始まりは紀元前10世紀の周時代、芸術として発展し始めたのは2千年あまり前の漢の時代で、芝居の文化が盛り上がるにつれて、木偶の人形劇が現われた。伝統的な木偶劇の形式は、糸吊り式操り人形と手遣い式(布袋人形、指人形)だ。
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■ 中国の工芸品 苗族の銀製装飾品2 |
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苗族は長い歴史を持つ民族で、その発祥は神話の黄帝期とさえ言われる。長い年月にわたって北方から南方へと移動しながら数多くの支族を形成し、清の時代には「百苗」と言われた。支族ごとに衣服の装飾が違い、異なる装飾の人同士は結婚できないというのが民族内の決まりになっていた。さらに、同じ支族内であっても職人によって生み出される銀装飾のデザインには違いがあり、文様も千差万別だ。ゆえに、苗族の銀製装飾品は種類が豊富で、どれも手の込んだ細工が施されている。中でも最も鮮やかなのが頭飾りと手飾りだ。
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■ 中国の工芸品 苗族の銀製装飾品1 |
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苗族は、主に中国雲南省と貴州省に暮らしている少数民族である。彼らは「銀の世界」で生活をしている民族と言えるほど、銀製の装飾品が大好きだ。とりわけ、苗族の女性たちは正装するとき必ず銀製の装飾品で着飾る。それらは価値も高いが種類も多い。正装した際に背負っている銀製装飾品の重さは、なんと10キロにもなるという。
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■ 中国の工芸品 社火馬勺と社火梭子 |
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馬勺( マーシャオ) とは、ご飯や粥を盛るときに使う杓子のことを言う。そもそも馬を食べさせる時に使われた器具で、ほとんどは木製だ。円型のものは水を掬うときに使い、長形のものは家畜に餌を加えるときに使う。古代の人々は、馬勺の上に神や魔除けの文様を描くことで、自分の家畜を病気から守り、馬や牛らの助けのもとで平安に生活していくことを願った。
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■ 中国の工芸品 儺面 |
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儺面は中国で最も古い仮面で、「儺」は悪魔や疫病を追い払う儀式を意味している。数十万年前に巫術(巫女が行う術)と宗教の原型が生まれたと言われているが、その巫女が儺面をかぶってさまざまな鬼に扮して踊り、神の名を借りて鬼と疫病を追い払った。誇張、変形された形相の面には、原始芸術の特徴が表れている。
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■ 中国の工芸品 鳳翔泥塑 |
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黄河流域に位置する陝西省宝鶏市鳳翔県が中国泥塑(でいそ)の発祥地である。その制作技術は、およそ2千年にわたって伝来されてきた。そもそも地元の農民が農閑期に作り出した民間工芸品で、粘土を生地として伝統的な手工技術で制作される。赤、緑、黒を主体にしながらくっきりと鮮やかな色彩が特徴。作品の形状に決まりはなく、生き生きと躍動感ある造形には、農村の風景や生活の雰囲気が色濃くみられる。
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■ 中国の工芸品 黒陶 |
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中国における黒陶の誕生は、今から7000年余り前まで遡る。生活から生まれ、生活のために使われた工芸品だ。初期の黒陶製品は、水瓶などの容器として古い祭式に用いられていた。やがて、精緻に彫刻された工芸品として皇室の日常用品になり、同時に彼らの豊かさと権利を象徴するものでもあった。
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■ 中国の工芸品 瓷胎竹編(竹絲扣瓷) |
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瓷胎竹編は、土台となる磁器の上に竹糸を編みこむ工芸品。そのはじまりは清の晩期、現四川省成都の職人、張国正により作りだされたと言われ、200年余りの歴史がある。編みこみに使われる竹糸は厳選されたものであり、四川産の100種あまりの竹の中で、 平楽産の慈竹のみが用いられる。竹の節と節の長さは66センチ以上、しかも傷のない2年以上の竹でなければならない。
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■ 流影−孫紅賓個展 |
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地元北京を拠点に活動しているカメラマン・孫紅賓の個展。国内はもとより海外でも発表されてきた作品は、風に揺れる樹木と月光、微かに瞬く星など自然がモチーフ。「静寂の中のゆらぎ」と表現されるだけあって、癒し効果もありそう。
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■ 索 芸術中心六月水彩画展 |
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中国水彩画の第一代を築いたと言われる李咏森、李剣晨や海外へ留学して才能を磨いた秦宣夫、張充仁らの名画を展示。やさしいタッチと爽やかな色彩は、本格的な夏を迎えつつある北京にあって涼しげに映る。絵を鑑賞しながら涼をとるというのも良いかもしれない。
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■ 芸森画廊収蔵作品展 |
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歴史的建造物である徳勝門箭楼をギャラリーとし、国内外に質の高い芸術作品を発信している北京芸術画廊。今回は、中国ならではの風景を写実的に描き出した王維安、斬新な作風をみせる程林新ら国内アーティストによる作品が勢揃い。
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■ 日本の現代絵画展覧会 |
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国際交流基金、北京東京藝術工程の共催で開催される展覧会で、日本の現代美術作家達による絵画作品を紹介。吉本ばななの著作の挿絵でも有名な奈良美智の他、村上隆、 福田美蘭など、現代日本を代表する作家の作品30点がお目見えする。
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■ 大漢楚王 徐州西漢楚王陵墓文物精品展 |
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中国国家博物館にて、前漢時代の歴代楚王の陵墓からの発掘品を展示。司馬遼太郎の「項羽と劉邦」にも登場する武将の韓信を起源に持ち、彼が王位を廃された後、劉氏の皇族が同国王を歴任した。豪華絢爛の副葬品に注目したい。
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■ TS1当代芸術中心第一回展 |
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北京地区最大規模のグループエキシビジョン。中国を代表するキュレーターの呉鴻が、北京、上海、成都などで活躍する芸術家108人を選抜。絵画作品の他、彫刻、デザインなど、最新の中国モダンアートシーンを感じられる。
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■ 優しさに包まれた田園風景 |
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田園画は、中国山水画の一類に属している。漢代には、畑を耕している様子や農村に住む人びと、植物などが石に刻まれ、これが田園画の始まりと言われている。発展と成熟期を向かえたのは、宋元の時代であり、近現代に入ってからでは、任伯年、斉白石、徐悲鴻などが代表的な作家として活躍した。田園画の特徴を聞くため、現代の田園画を代表する作家、李新声先生を訪ねた。
田園画に描かれるのは、田畑や多数の住民、小さな橋、小川の流れ、民家、家畜などであり、人と自然の、調和と共存が現されている。
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■ 京劇に登場する様々な顔 |
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京劇芸術の重要な一部分を占め、京劇と共に200余年の歴史を持つ京劇臉譜。臉譜とは『顔と様式』の意で、京劇が演じられる時に用いられる化粧様式だ。それが今では各種の装飾品や書画の上でも描かれる様になった。そこで、臉譜芸術家の盛華先生を訪ねた。
京劇臉譜は誇張された形と色で人物の善悪、美しさと醜さ、性格や素性を表現する。京劇の化粧は、主に黒、白、赤を用い、それぞれの色に意味がある。例えば、黒は正直で剛直、赤は忠実で勇敢、白は腹黒さを意味し、それぞれの代表人物に張飛、関羽、曹操がいる。紫は温厚、緑はせっかち、青は豪快、金銀は妖怪を表現する。観衆は色を見ただけで、その人物がどんな性格なのかを理解できるのだ。 |
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■ 民間で復興された宮廷芸術 |
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絹人は京劇などの人物を題材に、絹や綿で作られる美しい人形だ。
起源は北宋時代に遡るが、宮廷芸術であったため、清代に一度途絶えている。その後、1950年代になって、北京の葛敬安、李佩芬などの工芸美術家たちにより復興された。そのため現在では、絹人の事を『北京絹人』とも呼ぶ。絹人作家の斉聡穎先生を訪ねた。 |
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■ シンプルな画法で精神の内面を表現 |
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水墨画とは、筆を使って手すきの画仙紙や絹に絵を描く画法のことを指す。描く対象によって、山水画、人物画、花鳥画に区別され、描き方によっても分類される。一つは工筆画で、風景や人物を精密に描き出すスケッチに近い画法。また、大胆な筆使いで作者のイメージを描く写意画という画法もある。今回は、写意花鳥画の孫文祥先生を訪れた。 水墨画を描く時は、全神経を集中し、自らの持つ感性を作品に表現する。「画如其人 字如其人(絵と文字が人格を表現する)」とも言われる所以だ。よって良い作品を生み出すには、成熟した人格が必要だ。 |
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■ 針と糸で描きあげる芸術品 |
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挑花(クロスステッチ)は唐宋頃には既に存在していた民間の伝統芸術の一つ。各色の木綿糸を縫い合わせることで、人物や山水、鳥類や獣類などを美しく立体感のある絵画の様に表現する。20世紀初めには、一般庶民が家庭で楽しむ手工芸として全国的に流行し、頭巾、衣服の裾、玄関のカーテンなど、日常の生活用品を装飾した。現在では、陝西省の『陝南挑花』、湖北省の『黄梅挑花』、北京の『北京挑花』などが有名だ。北京挑花について、趙利成先生を訪ねた。 北京挑花は、綿・麻・シルクなど様々な生地を使い、各色の糸を用いてX型(斜め十字)に縫い合わせながら、鳥獣や人物など様々な図案を描きだす。初期は主に白と黒の線を使い、図案は民間の風俗や各種のレースが好まれたが、1920年代以後、多くの名勝、例えば天壇・北海公園の白塔・頤和園などが図案化され、糸の色もカラフルになり、艶やかな作品も生まれるようになった。一針一針縫っていくため、摩擦に強く、繰り返し洗っても色褪せない。・・・ |
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■小麦粉を使った民間芸術 |
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小麦粉で作る人形「面塑」は、漢代には既に存在していた民間の伝統芸術の一つ。小麦粉を主原料とする面に色を加え、人物・花鳥・獣などを捏ねて作る。その作りは精巧で美しい。北京の面塑芸術家、兪偉順先生を訪ねた。 中国の面塑は大きく北京と山東の二派に分かれる。それぞれに特徴があり、北京は精密で細かく、山東は大きくて豪放的。 主な材料は、強力粉・もち米粉・防腐剤・亀裂防止の蜂蜜など。それらを混ぜて蒸し、色素を加えてから、形を作り上げる。技術の進歩で、現在では数十年から100年間は保存できる。 面塑の主な手法は、捏ねる・つまみ上げる・掻く・抑える・転がす・揉むなど。最も好まれるモチーフは神仙にまつわる物語や戯曲、歴史人物など。文官の胸はまっすぐに伸ばし、武人の腹は大きく威勢がある様に見せ、老人の腰はかがめ、女性の腰は細く美しく見せるのが肝心だと言う。 色はパレット上の絵の具の様に調節できる。異なる色の面を混ぜ合わせ、各色の面を作り出す。・・・ |
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■中国伝統楽器の代表格 |
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二胡のように弦を擦って音を出す楽器を「擦弦楽器」という。その起源は諸説あるが、西に伝わりバイオリン系の楽器となり、東に伝播し、二胡や馬頭琴へと発達した。そもそも二胡の「胡」とは、中国北部や西北部より入って来た民族や物品を指した言葉。ここからも、二胡の原型はアラビアや中央アジア等、西より伝わったと類推できる。
しかし、中国に擦弦楽器が現れるのは、やや遅く十世紀前後。立てて弾く現在の形が登場したのは宋代。清代になると、擦弦楽器は、京劇などの戯曲の主要伴奏楽器として民間で重用され、用途に応じて様々な形や音階の楽器に分化した。二胡もその中の一つ。そのため、三胡、四胡、高胡など多種多様なファミリー楽器がある。二胡の音色は高音で、同じ2弦でも低音で力強い馬頭琴などと比べると、女性らしい音色なのが特徴だ。 |
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■世界中で千差万別の姿を見せる |
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凧の起源には諸説あるが、古代中国で生まれたとするのが有力だ。本来の目的は軍事利用であり、距離を測り、情報を伝達する道具だった。それが時代と共に民間に広まり、世界中どこでも見られる大衆文化となった。
北京で170年の歴史を持つ「哈氏凧」4代目、哈亦gさんを訪ねた。
中国の凧には神話や花、鳥など縁起の良いものが好んで描かれる。形も鳥やトンボ、縁起の良い文字を象ったものが多い。哈さんの作品にも「 」の形の凧があった。
北京には哈氏の他、曹氏、金氏の3つの流派があるが、「哈氏凧」は、主に大型の凧を作る事を特徴とし、精巧な作りの中に、民間の力強い味わいと宮廷文化の繊細な風格を融合させ、20世紀初頭には北京中に知れ渡っていた。… |
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■繊細で力強い梅の中に人生の豊かさを描く |
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『梅花の天才』と称される中国書画家がいる。鄭発祥がその人。
春の明るい陽光に輝き、枝いっぱいに花を広げる梅の姿、雪の中でも誇らしげにつぼみを付ける雄姿…。彼の描く梅の絵は、生気に満ち、観る人を魅きつける。
福建省の一般的な家庭に生まれた鄭先生。高校卒業後、彼は工場に勤務したが、小さな頃から持っていた「絵を描く」夢を捨てきれず、仕事の傍ら、毎日必ず数十枚の絵を描いていたという。その時彼は、呉作人、董寿平、関山月など有名な書画芸術の大家に教えを請い、絵画の腕を上げていった。こうして才能を開花させ、ついに専門の画家となる。 |
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■躍動感と豊かな表情を具現 |
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影絵芝居と影絵人形の制作、それぞれの技術を必要とする総合芸術「影絵」。人形制作に続き、今回は「演出=人形を操る事」について路先生に話を伺った。
影絵芝居は、中国で最も歴史が長い伝統的な劇の一つ。彼が属する北京影絵の特徴は、演技者が影絵人形の制作者を兼ねることが条件となる。「演技者は複数の人形を操作しながら、セリフを言わなければなりません。ですから、高度な技術が必要になってきます」と路先生。 |
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■「夢工廠 扱場(Blurred by time)」 |
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銀座の東京画廊が2年前より運営するBTAPにて、張小涛の「夢工厂 扱場(Blurred by time)」が開催される。張小涛はBTAP所属アーティストの中でも世界的に注目され始めている画家で、日本やヨーロッパでも個展を開催し、着実に活躍の場を広げている。今回は、彼の作品に頻繁に登場する金魚やカエルなどをモチーフとした過去の作品が新作と共に約30点展示される。
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■「佐渡多真子写真展 第2弾」 |
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北京を拠点に活躍するフリーカメラマン・佐渡多真子の写真展。彼女の写真は、NHK中国語会話のテキストに使用されているので、見たことがある方も多いはず。今回は自ら寄稿したエキサイトismの「中国六都市」の写真から、「モダンチャイナ」をキーワードにした作品を展示。彼女が様々な出会いを通して見た中国の街や人々の『表情』に触れよう。きっと新しい発見があるはず。 |
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■中国美術館「北京写実画派」 |
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夏星、劉孔喜、李貴君といった今をときめく北京写実画派の巨匠たちの画展が開催される。今回は、『人の情感と生活をありのままに表現する』というテーマの下に、被写体を客観的に観察し、目の前にある現実をありのままに描いた『写実主義』作品の数々が展示。19世紀のヨーロッパから発生した芸術思潮が、アジアではどのように受け取られているかをチェックしてみよう。 |
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■蒋兆和 誕辰100周年紀念展 |
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20世紀の中国を代表する水墨画家で、『国画大師』という異名を持つ蒋兆和の100周年記念展。伝統的な水墨画とヨーロッパ調の技術を融合させた「人々のためのわかりやすい絵画」という写実的な画風が特徴で、作品の中に、自然な感性を表現している。代表作で、抗日戦争の苦難を耐え忍ぶ中華民族の姿を描いた『流民図』や、子供を題材にしたやさしい筆遣いの作品に注目が集まる。 |
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■当代油画作品展 |
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創作意欲に満ちた今をときめく油絵画家たちの「当代油画作品展」。今回出展される作品の中でも特に注目が集まるのは、朱繼、王繼先といった画家たちの作品。特に朱繼の作品は、視覚に訴えかける力強さがあり、うたた寝する女性を描く『夢』は、モデルの感情がひしひしと伝わってくるような迫力ある一作に仕上がっている。そんな崇高で芸術的な空間を覗いてみよう。
時:10:30〜22:30
住:朝陽区燕莎中心凱賓斯基飯店No.8
電:6465-3388
¥:入場無料 |
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■油画精品聯展 |
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「自己を表現し世界に発信することによってオーディエンスに心からの感動を提供することが目的」という李静、楊樺といった新鋭の油絵画家による会心の新作の数々が公開される。「写実的に精神世界を視覚化した」という変幻自在な表現方法や、具体的だがなぜか幻想的な符号から作品の奥に秘められている抽象的な概念を容易に連想させる画風は、まさに「あざやか」の一言に尽きる。
時:10:30〜22:30
住:朝陽区亮馬橋50号ケンピンスキーホテルNo.8
電:6465-3388(内線5735)
¥:入場無料 |
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■発発画廊 |
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首都空港から10数キロの場所に位置する閑静な高級住宅街「香江花園」。辺り一帯はヨーロッパ調の建物が並び、有閑な雰囲気をかもし出している。そんな一角に発発画廊はある。顧客層を付近の外国人駐在員に絞り込んでいるというだけあって、展示されている作品は、老北京人の生活に密着したものが多く、趣のある人物画や風景画が大部分を占める。その他にもノスタルジックな雰囲気をふんだんに散りばめた抽象画や新進気鋭の芸術家による写真など、さまざまな分野の作品が置かれている。 |
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■宋庄画家村画廊 |
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画家村は、もと円明園付近で活動を続けていた芸術家たちが、自然に包まれた環境の良さや交通の便などの立地条件に着目し、移り住んだのが始まりである。前衛芸術を中心に、中国全土から既に300人近くの画家が入村し、現在も拡張を続ける芸術コミュニティーの基地である。画廊は02年に開設、03年に約200平米に拡張した。本来は渉外担当劉さんの家族や友人たちの作品発表の場であったが、聞きつけた他の画家たちも利用するようになった。今後も村の発展に伴って世界から注目を集めていく画廊である。 |
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